〜〜〜カ−ビィ探偵団!ホエ−ル号殺人事件!解答編!〜〜〜〜
   容疑者リスト
 フロッツオ
 ハヤマ
 ファッティホエ−ル(船長)
 ビバコ
 マンビ−ス
(バ−ドン)  
(スクイッシ−)

  では,カ−ビィの最後のセリフから,解答編を始めます・・・・・。
カ−ビィ「真犯人!『復讐の殺人鬼』はおまえだ!ビバコさん!」
一同「ええ!」
ビバコ「・・・・じょ・・・冗談はよしてくださいよ!カ−ビィさん!」
カ−ビィ「冗談じゃない!第一,こんなとこで冗談をいってもなんのとくにもならないからな!」
ク−「確かに・・・・・」
ビバコ「そうではなくて,なんでボクが犯人あつかいされなきゃならないんですか」
カ−ビィ「よろしい,自分で言わないのならボクがかわりに言ってあげよう,君の今日の行動を・・・・・」
ビバコ「答えになってませんよ・・・・」
カ−ビィ「まず君は今日,日の出前におきて,スクイッシ−のところへいった。君はここの常連らしいから朝はスクイッシ−が舵をとってることは知っているだろう」
ビバコ「あ・・・ああ・・・」
カ−ビィ「それを利用し,スクイッシ−を殺した」
ビバコ「でも,それは誰にもできたことなんじゃ・・・」
カ−ビィ「そう・・・これは誰にでもできること・・・。さらに次のバ−ドン殺しも誰にもできる・・・」
ビバコ「なに!じゃあ,なんでボクを犯人扱いするんです?他の人かもかもしれないじゃないですか!」
カ−ビィ「いえ,あなたです・・・」
ビバコ「なぜです!?第一,ボクにはアリバイがあるじゃないですか!」
カ−ビィ「ええ,確かにありますねぇ」
ビバコ「ほれみろ!」
カ−ビィ「でも,ほんとにあの時間帯にバ−ドンさんは殺されたんでしょうか?」
ビバコ「なに!?」
アドレ−ヌ「え!どうゆうことなの!?」
ク−「つまり,あの死亡推定時刻がトリックによって巧妙にずらされていた・・・そういいたいんだろ?」
カ−ビィ「ああ・・・」
ビバコ「ならいって下さいよ!そのトリックと,ボクがやったとゆう証拠を!」
カ−ビィ「ああ,いってやるよ!おもうぞんぶんにな!」
 カ−ビィは急にシリアスになって言った・・・。
カ−ビィ「いいか,まずあんたはバ−ドンを殺すためにバ−ドンの部屋にいった。そして,そこでバ−ドンと一緒になにか運動をしたんだ!運動させると,硬直までの時間が少し早まるからな・・・。そして,たっぷり汗をかいたバ−ドンを,釘で刺し殺したんだ!どうだ?違うか??」
ビバコ「ま・・・待ってくださいよ!そんなトリックなら,ここにいる誰もができるじゃないですか!それにこんだけで『まいりました』なんていったら,ただの三流推理小説じゃないですか!」
アドレ−ヌ「確かに,そうね」
ビバコ「ほら!アドレ−ヌさんだっていってる!」
カ−ビィ「じゃあ,なぜボクがビバコさんを犯人と考えたかを説明しよう!まずだなこのトリックをやるとしたら,どうしてもアリバイを確保しなきゃならない!つまり偶然じゃないアリバイをもってる人が犯人なんだ!」
アドレ−ヌ「偶然じゃないアリバイ?」
ク−「つまりカ−ビィは,自分からアリバイをつくろうとしていた人が犯人だ!といいたいんだろ?」
カ−ビィ「その通り!船長は海の中にいたっていってたろ?」
船長「はい」
カ−ビィ「つまり,アドちゃんがここに来てなかったらアリバイは確保できなかったとゆうわけだ!それと同じように,フロッツオさんもク−がたまたま近くにいたからアリバイができたわけだ!ハヤマさんも同じこと。ビバコさんとマンビ−スさんが話をしなかったらアリバイができなかった。つまりこの三人は容疑者から外される」
ク−「なるほど・・・」
カ−ビィ「そうして残るのがビバコさんとマンビ−スさんの二人ってわけだ」
ビバコ「じゃ・・・じゃあなぜボクを犯人ときめつけるんですか?マンビ−スさんかもしれないじゃないですか!!」
アドレ−ヌ「確かにそうよね〜」
ビバコ「それに,裏をついてその時間帯にアリバイができないようにしたのかもしれないじゃないか!」
カ−ビィ「そんなふうに裏をついて,自分だけアリバイがなかったら一瞬にしてゲ−ムオ−バ−だろ!いくら『犯人じゃない!』といったって,この時間差トリックが解かれなかったら意味ないだろが!」
アドレ−ヌ「確かに」
ク−「じゃあカ−ビィ,続きを言ってもらおうか?」
カ−ビィ「ああ・・・。容疑者があんたら二人にしぼられたとき,犯人がどっちか解らなかった。そこで,消えた凶器のことを考えたんだ!凶器は『釘』と仮定した場合に巧妙に隠す方法はなにかと考えた結果,マンビ−スさんの持ち物は『包帯』だけだったことに対し,ビバコさんの持ち物のなかには『マラカス』がはいっていた」
ク−「まさか,『その中に隠した』なんて言わないだろうな」
カ−ビィ「そのまさか!」
アドレ−ヌ「え!・・・でもちゃんとビバコさんのマラカスなってたじゃない!中に釘がはいってたら変な音がするんじゃないの?」
カ−ビィ「だから,2ペアあるんだ!」
ク−「なるほど・・・かたっぽのペアに釘をいれ,もうかたっぽは釘が入ってないそうゆうことだろ?」
カ−ビィ「その通り!そうすれば巧妙に凶器を隠せるし,マラカスの音は変にならない!」
アドレ−ヌ(・・・カ−ビィなかなかやる〜!)
ビバコ「でも・・・」
カ−ビィ「マラカスを部屋においてるときは危険だが,普通は人の部屋にまで入って人のマラカスの中身を見ようなんて,思わないからな!それにスクイッシ−が殺されたのは明け方だ!夜は鍵をかけろと言ったから明け方なんてビバコ以外はあんたの部屋に入れる訳がないからな!」
ク−「では,マラカスの中を見せてもらおうか?2ペアとも・・・」
カ−ビィ「これで凶器がでてきたら今言ったようにもう言い逃れできないからな!」
マンビ−ス「あ!今思い出したけど,たしかビバコさんのほうから話しかけてきたような気が・・・・・」
アドレ−ヌ「あ!じゃあ,それがビバコの自分からアリバイをつくろうとした立派な証拠ね!」
ク−「おいカ−ビィ!凶器の釘がマラカスの中にあったぞ!」
カ−ビィ「さあ!もう言い逃れできませんよ!動機を話してもらいましょうか?」
ビバコ「・・・・・・・その名のとおり,復讐だったんだ・・・」
一同「・・・・・・・」
カ−ビィ「誰のです?」
ビバコ「お父さんだ・・・」
フロッツオ「お父さん!?」
ビバコ「ああ・・・ボクのお父さんは,元ホエ−ル号の船員だったんだ!」
船長「ええ!?もしかして,ビバコ君ってカパ−君の息子さん!?」
フロッツオ「ええ!?あの事故死した!?」
ハヤマ「え?ボク,そんな話し知りませんよ!?どんな事故だったの?」
船長「ああ,ハヤマ君が入ってくる前だったからな・・・。今はバ−ドン君がやってるが,昔はカパ−君が海を監視してたんだ。ところがある日監視台の上から転落事故をおこして死んでしまったんだ・・・」
アドレ−ヌ「でも,事故死したんだったら復讐もなにもないんじゃ・・・」
ビバコ「ああ・・・ボクも始めは事故死だと思ってたよ・・・でも,真相は違った!ここの船員の誰かに殺されたんだ!」
一同「ええ!?」
フロッツオ「でも,警察は事故死だって言ってたぞ!」
ビバコ「占いが全てあたるとはかぎらないように,警察の調べた結果もはずれることがあるんだよ!」
フロッツオ「でもよ!なにを根拠にそんなこといってるんだ?」
ビバコ「根拠?ああ,それならあるさ!・・・・・お父さんの死に,少々疑問をいだいたボクは,刑事になってお父さんの事故を調べたんだ・・・。そしたらなんと釘がさびてなかったんだ!」
ハヤマ「え!?でも,なんでそれだけで殺人になるんですか?」
ク−「普通こうゆうふうな高いとこの釘を打つ場合は,『酢』をぬってすぐさびるようにするんだ」
ハヤマ「なんで?」
カ−ビィ「そうすると,さびが浮き出て抜きにくくなるんだ」
ハヤマ「なるほど・・・確かに殺人かもしれませんね」
ビバコ「かもじゃない!殺人なんだ!・・・でも,ついに誰がやったかはわからなかった」
フロッツオ「まさか・・・てめぇ!」
ビバコ「ああ,わからないのなら全員殺せばいいっておもってな!」
アドレ−ヌ「な・・・」
フロッツオ「じゃあおまえ,無差別に殺したのか!?」
ビバコ「ああ,そうだ!だが,結局わからずじまいか・・・」
フロッツオ「てめぇ・・・」
ク−「・・・・・・・・・わかったぜ!」
ビバコ「え!?」
カ−ビィ「なにが?」
ク−「おまえのお父さんを殺したやつがよ!」
ビバコ「え!誰ですか!?誰なんですか!?」
ク−「・・・・・君の,お父さんだ・・・・・」
一同「え!?」
アドレ−ヌ「じゃあ,自殺!?」
ク−「ああ・・・」
ビバコ「な・・・・・なぜわかるんですか!?」
ク−「この監視台の裏に書いてあるぜ・・・遺書が・・・・・」
カ−ビィ「な・・・なんて書いてあるんだ!?」
ク−「『遺書,愛妻バウンシ−と,愛子ビバコに告ぐ・・・・・バウンシ−とビバコすまない,こんな事になるなんて・・・このあいだ,船員のみんなで海で泳いでいたとき,サメに食われそうになってから水恐怖症になってしまい,もうこの職業ができなくなってしまった。転職しようかとも思ったが,いい職業がなくこうなってしまった・・・・・。バウンシ−も,ビバコも,くじけずに生きていってくれ。カパ−』だとよ・・・・・」
ビバコ「な・・・・・な・・・・・」
船長「・・・・・・・・・」
フロッツオ「ちょっとまて!じゃあ,いままでこいつは・・・」
クー「ああ・・・」
ビバコ「た・・・単なる思い違いで・・・・・」
ク−「そのようだな・・・」
ビバコ「あ・・あ・・・う・・・うわあああああぁぁぁぁ!!!!!」
カ−ビィ「・・・・・」
 けっきょく,ちょっとした思い違いがまねいた,悲しい事件だったのだ・・・。
 その翌朝,ビバコは港に来ていた警察と一緒に警察署まで,いきました・・・。

  ・・・・・エピロ−グ・・・・・
カ−ビィ「いや〜,早朝に事件がおきて,その日の夕方に解決しちゃったね〜」
アドレ−ヌ「まさに,スピ−ド解決・・・」
ク−「ああ・・・」
アドレ−ヌ「でもカ−ビィ」
カ−ビィ「なに?」
アドレ−ヌ「なんで,あれが時間差トリックだとわかったの?ひょっとしたら,遠距離殺人だったかもしれないじゃない」
カ−ビィ「ああ,あれは血だよ!バ−ドンの血液が,まだ体の下に行ってなかったんだ!」
ク−「でも,おまえ,腹切り開いたりしてないだろ?なんでわかったんだ?」
カ−ビィ「そこが,この小説のいいかげんなところさ!」
 小説って意識するな!
カ−ビィ「えっと,じゃあ名前決めていいの?」
アドレ−ヌ「あ,うん!」
カ−ビィ「んっと〜〜・・・じゃ,『カ−ビィ探偵団!』」
アドレ−ヌ「カ−ビィ探偵団か〜・・・」
ク−「単純だな・・・。カ−ビィ探偵団なんて・・・」
カ−ビィ「のんのん!カ−ビィ探偵団!」
アドレ−ヌ「どうちがうの?」
カ−ビィ「『!』がつくかつかないか!」
ク−「くだらぬ・・・・・」
カ−ビィ「でさあ,これでいいの??」
アドレ−ヌ「まあ,いいわ!」
カ−ビィ「わ〜い!わ〜い!わ〜い!」
ク−「・・・・・たっく・・・」
アドレ−ヌ「くすっ!カ−ビィもまだまだ子供ね!」
ク−「ああ,でもカ−ビィが子供だとしたら,おれたちって・・・・・」
ク&ア「夫婦?・・・・・」
 こうして,事件は幕を閉じた・・・・・。いけない思考をしてしまった二人を残して・・・・・・・・・・。
アドレ−ヌ「えっ!?ちょ・・・ちょっと!」
ク−「・・・・・夫婦?・・・・・」
  ・・・・・END・・・・・

  〜〜〜〜〜あとがき〜〜〜〜〜
 どうも!黄黒です!今回はいい落ちになったかな?
アドレ−ヌ「なってない!!・・・ような気がする・・・
 こんどク−とアドの恋物語でも・・・。
ク−「やめんか!」
 冗談!冗談!え〜,前回ちょっと長かったと言う苦情がきたので,今回はならべく短くしました!こんぐらいでいいですか?苦情をくれた○○○さん!
 ・・・では暗号の答えを!
ク−「今度はいいかげんじゃないだろうな!」
黄黒「前回だっていいかげんじゃなかったろ?」
ク−「いや!」
黄黒「そうかな?」
 はい!では暗号の答えを・・・。
 えっと,たしか『ときはとののたふのなるは』だったっけ?
カ−ビィ「今ボク,とんでもない言葉を聞いたような気が・・・」
(バ−ドン)「私も・・・・・」
黄黒「きのうせい!きのうせい!」
 で,えっとこの暗号のときかたは・・・・・。
 まずは歴史に関連する資料を開いて!んでもって,その平安時代のとこを開いて。そしたらそこに,昔(平安時代)の50音順は載っているかな?『いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもすん(間違っていたらごめんなさい!)』これを使います!
フロッツオ「ほう?で,どうつかうんだ?」
 えっと,この順番と今の順番を重ね合せます!
船長「と,言いますと?」
 つまり,『と』は昔では8文字目にきます。そして,今で言う8文字目は『き』。つまり,ここで言う『と』は,『き』となります。それでやっていくと,『と』=『き』 『き』=『よ』 『は』=『う』 『と』=『き』(中略)『の』=『は』『な』=『な』 『る』=『さ』 『は』=『す』となります!すると,『きようきははたみはなさす』つまり,『きょうきははだみはなさず(凶器は肌身はなさず)』となります!
(スクイッシ−)「これのどこがヒントなんです?」
黄黒「ほらビバコはずっとマラカスを持っていたじゃん!それがヒントになるわけ」
ビバコ「そのせいで言い逃れできなくなったんだよな・・・・・」
(バ−ドン)「そ!悪いことはできないよ!」
黄黒「今度はいいかげんじゃなかったよね?」
ク−「でも,ビバコは実際には凶器をずっともってた訳じゃないぞ!」
黄黒「ま・・・・・そうだけどね・・・」
 そこっ!私語はやめ!
 では,ここで正解者の発表を・・・・・。
 といっても,誰からもメ−ルが来ませんでした!(T^T)なんで〜〜??
黄黒「誰かくれよな〜」
アドレ−ヌ「ほしいんだったら,もっと簡単にすれば?」
黄黒「そうか!その手があったか!」
フロッツオ「おまえ,今までそんなとぼしい頭で小説書いてたのか?」
黄黒「う・・・うん・・・」
船長「・・・・・・」

   m(_ _)mおわびm(_ _)m
 え〜・・・前回の顔文字コ−ナ−で,じと〜・・・と言うのをやりましたが,顔文字の目の部分がプログラムによって見えないのこともあり,『みえなかった』と言う苦情が・・・・・。見えなかった方々,すみませんでした!!
 これからはそうゆうことがないようにします。

    〜〜〜おまけの豆知識〜〜〜
 この小説でいろはにほへと・・・を昔の五十音順と書いたが,実際にはそうではなく,どっかの誰かさんが作った唱だそうです。そして,これには暗号が隠されていると言ううわさが・・・・・。
 では!また会う日まで!

     おまけの顔文字コ−ナ−(謎)(^()^) るんるん

           作:黄黒真直

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