摩訶不思議探偵局〜魅惑の恋人たち〜
容疑者リスト
ユーマ(ゆーま)…【南の恋人】
南 百子(みなみ ももこ)…【ユーマの恋人】
恩田 悠(おんだ ゆう)…【二階堂の恋人】
二階堂 絵真(にかいどう えま)…【恩田の恋人】
天木 大地(あまぎ だいち)…【ペンションオーナー】
天木 空恵(あまぎ そらえ)…【オーナー夫人】

摩訶不思議探偵局〜魅惑の恋人たち〜エピローグ

真実「で、いよいよ最後の事件。言うまでも無く、さっき起こった、メイちゃんの上に、花びんが落下してきた事件」
 真解、謎事、メイ…3人が説明し、説明していないのは真実だけ。なんとなく寂しくなった真実は、真解を押しのけて説明し始めた。
真実「あの時、花びんをあそこに仕掛けたのは、南さんだったんです」
 謎事が事件の後、「犯人は、メイちゃんの直前に温泉に入った人……南さん?」と推理していたが、それは本当に正しかったのだ。ただ、南さん以外にも犯行が可能だった以上、短絡的な考えではあったが。
 真実は軽く、ドアを開けた時に花びんが落下するようになるトリックを説明した。部屋で推理した、「ドアと棚をまたいで花びんを置く」と言うものだ。
真実「温泉に入り、花びんの存在に気付いた南さんは、それを殺人に使おうと考え付いたんです」
南「でも待ってよ。結局花びんは事河ちゃんの上に落ちてきたんでしょ? だったら犯人は、エマじゃなくて事河ちゃんを狙ってたんじゃないの?」
真実「それはあり得ません」
 真実は軽く首を振った。
真実「メイちゃんがあの時温泉に入ろうとしたのは、全くの偶然です。メイちゃんはたまたまベランダに出ていて、たまたま土砂降りにあった。だから温泉に入ろうとした。犯人が、それを予測できたとは思えません」
南「! …で、でも、それじゃぁ、エマを狙ってたかどうかは? もしかしたら、別の誰かかも…」
真実「いえ、違います」
 真実はまた、軽く首を振った。
真実「花びん落下事件…その標的は、まともに考えるなら、二階堂さんになるんです」
 真実は手帳とペンを取り出し、そこに、11人の名前を書いた。真解、真実、謎事、謎、兜、大地、空、ユーマ、南、二階堂、恩田。
真実「お風呂に入った順番…これを考えれば、一発です」
 そう言うと、南に見えるように手帳をひっくり返し、上から覗き込みながら書き込んだ。
真実「まず、空さんと大地さん…。2人は、わたし達がこのペンションに戻って来る前に、既に温泉に入っていました」
 真実は、「大地」と「空」の所に「×」をつけ、名前を消した。
真実「そして次に、ユーマさんが温泉に、恩田さんが自室のお風呂に行きました」
「ユーマ」「恩田」の所にも、「×」がつく。
真実「それと同時に、わたしとメイちゃんも温泉へ向かいました」
「真実」「謎」が「×」で消された。
真実「次に、ユーマさんが帰ってきた後、謎事くんが温泉に、兜警部が自室のお風呂へ行く…」
「謎事」「兜」が消される。
真実「で、謎事くんが帰って来ると、お兄ちゃんが温泉に行き、直後南さん、あなたが温泉へ行きました」
「南」にだけ「×」がつけられ、「真解」は名前の上に「×」がついた。
真実「さて…残ったのは?」
南「エ、エマ…」
 唯一「×」をつけられていない人物…二階堂 絵真。
真実「そうです。また二階堂さんは、こう言いました。『今日も、最後に温泉に入らせてもらうわ』 これで、二階堂さんが部屋のお風呂ではなく、温泉に入る事が確実になりました」
真解「それで、あの仕掛けを作ったのです」
 真解が真実のセリフに続いた。最後の締めくくり役は、真解だ。
真解「しかし、これも失敗に終わる。突然の雨で、メイが温泉へ入ろうとしてしまったのです。そのため、二階堂さんの上に落ちて来るハズだった花びんは、メイの上へ落ちてきてしまったのです。
 あの花びんを、女性が持ち上げられる事は、真実が事件直後に証明済みです。真実は運動神経はありますが、力はそんなにありませんからね」
「そして、あなたが花びんを仕掛けた人物だと言う証拠に…」と、続ける。
真解「あなたはあの時、メイに向かって『危ない…!』と叫びましたね? しかしあの時、花びんはまだ落ちてきてはいなかった。その証拠に、あなたが叫んだ後、ドアがゆっくりと開き、そして初めて、謎事が花びんの存在に気付いています」
 真解は一息ついて…最後の締めくくりを言った。
真解「以上が…あなたが今回起こした、3つの殺人未遂事件です」

南「待ってくれる…かしら?」
 ちょっとして、南が口を開いた。「どうぞ」と真解が促す。もう、南が次に何を言うか、予測はついていた。
南「わ…わたしは、やってないわ。た、確かに、状況的に怪しいかも知れないけど…。でも、確実な証拠は…?」
 真解はゆっくりと頷いた。確実な証拠…。
真解「確かに、今回の場合、確実な証拠はありません」
南「!」
真解「スズランの一件でも、南さんがスズランの毒について知っていたか否か…それを知る術はありません。知っていてど忘れしていた可能性も否定できません。花びんの一件でも、偶然、南さんの位置から花びんが見えたのかも知れません。あり得ない話ではありません」
 南がホッとしたような、混乱したような顔で真解を見る。ここまで堂々と自分に向かって「あなたが犯人だ」と言う口調で話しかけていたのに、いきなり「証拠は無い」と来た。拍子抜けるのも無理は無い。
真解「最初の砂糖の一件にしてもそうです。コーヒーカップは、既に大地さんたちが洗ってしまっているでしょうし、砂糖の袋も、既に捨てられてしまっているでしょう。仮に警察がゴミ箱のそこから袋を発見・分析し、毒を見つけたとしても、それがあなたの物かどうか、証明する術はありません。あなたの指紋がついていたとしても、その毒を入れたのが誰か…知る方法はありません。もしアレが未遂で終わらず、二階堂さんを死に至らしめていたとしても、ほぼ完全犯罪だったでしょう」
 真解は小さくため息をつく。さぁ…いよいよ、最後の工程だ。
真解「しかし…まだ確かめていないのですが、ボクの推理が正しければ、“ある場所”に証拠が残っているハズです」
南「ある場所…?」
真解「ええ。…着いて来てください」
 真解がドアを開けて外に出ると、真実たちが南を促す。南は無言で真解の後を追い、その後ろに真実たちが続いた。
南「どこへ行く気なの…?」
 首を傾げながら南が聞く。真解はチラリと振り向いて、ニヤリと笑った。
真解「二階堂さんと恩田さんの部屋…ですよ」
 目的の部屋の前で、真解は足を止めた。南の目が見開かれる。
真解「ボクの推理が正しければ…ここに、ある証拠が残っているハズなんです」
 そう言って、真解はドアノブに手を伸ばした。右手をゆっくりと伸ばし、ドアノブの上に手を載せて…
南「危ない!」
 思わず南が叫んだ。真解はその場で手を止める。そして…ニヤリと笑った。
南「っ!」
 真解の笑みを見て、南の目の色が変わる。まさか…!?
真解「よかった。引っかかってくれましたね」
 ドアノブから手を離し、真解は南の方へ向き直った。
真解「今のが、証拠です。南さん。もう言い訳は出来ません。いま…一体何故、ボクに向かって『危ない』と叫んだのですか…?」
南「え…だって、ほら、ドアノブの裏に、ど…」
「あ…」言ってしまってから、南が呟いた。が、もう遅い。真解の耳にはしっかり届いた。
真解「ドアノブの裏? 何もありませんよ?」
 ドアノブの裏に手をやり、なでる。何も無い。
南「あ…ああ…」
真解「…そう。わかったようですね。これで証明されました。南さん。あなたが、二階堂さんを殺害する目的で、このドアノブの裏に、毒針をつけていた事が」
 真解はより一層ニヤリと笑う。南が悔しそうに唇を噛んだ。
真解「メイが言っていました。ラウンジで、あなたと恩田さんが話しこんでいたと。そしてボクらは知っています。メイと謎事が温泉に入った後、あなたが一旦部屋に戻った事を。真実が、たまたまあなたが自分の部屋に戻るところを目撃しています。
 あなたはその時、兜警部のタバコと、部屋の窓のすぐ目の前にあるミカンのトゲを使って、即席の毒針を作り上げたんです。タバコと針があれば、毒針ぐらい簡単に作れる…。そうだよな、メイ」
謎「ええ…。やや余談ですが、タバコにはニコチン、アルデヒド、アンモニア、酢酸、硫化水素、カテコール、シアン化水素、フェノールなどの有毒物質がたくさん含まれているため、これらを利用すれば、殺人ぐらいは簡単に出来てしまうんです。蒸留して、針につければ…」
 その針の代用品として、たまたま目についたミカンのトゲを利用した…。偶然の思い付きでの実行ゆえ、あまりうまく行きそうなトリックではないが。
真解「まぁ、とにかく…あなたはそういう仕掛けを作ったわけです。もちろんいまはボクらが回収して、兜警部に預けておきました」
南「…なんでここにあるってわかったの?」
 南の方も、諦めたようだった。真解はホッとして、説明を始めた。
真解「簡単です。あなたが複数の殺人未遂を犯していると気付けば、その次の仕掛けはなんだろうと考えます。そしてそこに、消えたタバコとミカンのトゲが現れる。狙われているのが二階堂さんとわかっているわけですから、二階堂さんが確実に行く場所に、仕掛けがあるハズです。となれば、二階堂さんと恩田さんの部屋ぐらいしかない。その証拠に、メイが言っていました。あなたがラウンジで恩田さんと話し込んでいたと。
 アレは、単に話し込んでいただけではなく、恩田さんをラウンジに引き止めるためだったのです。もし引き止めていなければ、恩田さんが二階堂さんより先に部屋に戻り、仕掛けに手を触れ、死んでしまうかもしれない。あなたは、メイが花びんの仕掛けに手を触れた時、『危ない』と叫んだ。つまりあなたは、二階堂さん以外の人間には決して危害を加えたくなかったわけです。ボクがドアノブに手を触れた瞬間『危ない』と言った理由も、恩田さんをラウンジに引き止めていた理由も、これで説明がつきます」
 ついでに、兜が突然ラウンジに現れ、恩田と話し始めたが、それは南を安心させるためだ。もし南がラウンジを離れれば、恩田はすぐに部屋に戻ってしまうだろう。そうなったら、仕掛けに手を触れ、死んでしまう…。もちろんその時には既に、真解たちによって仕掛けは取り去られているが、南には知る由は無い。そこで兜が南の代わりに恩田を引き止め、南を素直に真解たちの指示に従わせたわけだ。
真解「…と、言うのが、今回の事件の真相です。…どこか誤りはありますか?」
 真解の質問に、南は黙って首を振った。
真解「そうですか…」
南「でも…」
 南が口を開いた。少し驚いて、真解たちは南たちを見た。何を語る気だ?
南「悪いのは、エマの方よ」
真解「二階堂さん…? 何があったんですか?」
 南は目を強く閉じ、怒りのこもったため息をついた。
南「エマが…ユーマを、取るから…。だから、気に入らなくて…」
真解〔…まさか…〕
 真解はギョッとして、真実を見た。真実が何度も言っていた。「2時間サスペンス」と。ダブルデートで来ていた4人組。しかし、その中では、恋人関係が入れ替わっていた…?
南「気付かなかった? ユーマとエマが、やけに仲が良かった事に」
 真実が「やっぱり」と小さく呟いた。真実の言っていた事が本当だったのだ。
南「前にも言ったけど、わたし達4人は同じ大学のサークル…。わたしとユーマ、エマと恩田くんはそれぞれ付き合ってる事になってるけど、実際には違う。ユーマとエマが、密かに付き合ってるのよ。だから…」
真解「そうですか…。で…南さん。どうしますか?」
南「え…?」
真解「いまこのペンション空には、警察である兜警部もいますし、あなたが殺害しようとした二階堂さんもいます。二階堂さんに、この事を告白しますか? 兜警部に自首をしますか?」
「もっとも、どちらをやろうが、ボクらは少なくとも、兜警部には言ってしまいますが…」真解は小さく付け加えた。
南「……自首も告白もどっちもやるわ。だから、あなた達は少し黙ってて…」

中華料理店・美上海
真実「二階堂さん…南さんの告白聞いて、なんて答えたのかな…?」
 水を少し飲んで、真実が呟いた。「さぁな」と、隣の席の真解が言った。
真解「それよりも気になるのは、兜警部。南さんの罪です」
兜「なんだ?」
真解「一応、ああいう推理はしたものの…結局、決定的な証拠は無かったし、それに、あのぐらいで殺人未遂って成立するものなんですか?」
兜「…殺人予備、と言う物がある」
謎事「殺人予備?」
 一度使ったお手拭を、暇つぶしに袋に戻しながら謎事が聞いた。謎事はこの言葉は知らないようだ。
兜「刑法第201条、殺人予備。『第一九九条の罪(殺人)を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。ただし、情状により、その刑を免除することができる』」
 兜が空で条文を言う。さすが警察、この程度は覚えている。
兜「…ま、要するに殺人の準備をしただけで罪になるって事だ。あとは全部裁判所の仕事だ。終わるまで、どうなるかはわからん」
真解〔無責任な…〕
 水を飲みつつ、真解は心の中で呟いた。
真実「でも南さん、かわいそう…」
 ポツリと、寂しげに真実が言う。「?」と四人が真実を見た。
真実「だって、悪いのは二階堂さんじゃないの? 今回。南さんの恋人を奪って。ユーマさんだって…」
真解〔…それよりボクは、あのユーマさんのどこにそんな魅力があるのか…そっちの方が気になる〕
 真解の素朴な疑問には、誰も気付かない。真実が続けた。
真実「兜警部。二階堂さんの行為は罪にならないんですか?」
兜「ならん。法律は恋愛のもつれには首を突っ込まないからな」
謎事「あれ? でも、浮気って罪になるッスよね?」
謎「それは、結婚していた場合です。恋人同士の場合、基本的に罪になりません」
謎事「そうなのか?」
謎「ええ。婚約しているとか、付き合い始めて十年とか、特殊な条件が揃えばまた話は違ってきますが…」
兜「少なくとも、今回の場合はならないだろう。まぁ…何があっても、犯罪だけには手を染めてはならん…そういう教訓だな」
 真実は釈然としない思いだった。法に触れていなくったって、人として…。
真解「…なぁ、真実」
真実「何?」
真解「……。ボクとお前は、ただの兄妹だからな…?」
 真解は念のため…本当に念のため、付け加えておいた。
「お待たせしました」と、料理が運ばれて来た。「あ、蘭栖さん♪」と、真実が言った。
蘭栖「こんにちは、真実ちゃん」
 ニッコリと蘭栖が微笑む。兜に似なくて、本当に良かった。
 蘭栖が秀麗な動作で料理を配る。何人分か足りない。
蘭栖「えっと、残りは…」
??「ここだ」
 蘭栖のセリフに、男性の声が続いた。「あら一人さん」と蘭栖が言った。
真実「あ、一人さん♪」
 蘭栖のとき同様、真実が嬉しそうな声で言った。真実は、この常泉水夫妻が好きみたいだ。
 蘭栖に負けず劣らず、端麗な美青年の一人は、足りない分の料理を置き、改めて五人に向き直った。
一人「えっと、注文は以上でしたよね?」
真実「はい♪」
 声の調子が少し変わった。ちょっとカッコイイ人を前に、胸が高鳴ったようだ。
真解〔真実もやっと、ボク以外の人間を好きになったか…。と言っても、既婚者だけど〕
 と思った矢先、真実に考えを読まれたか、
真実「でも、お兄ちゃんの方がカッコイイかな♪」
 小さく、真解に囁いた。
真実「あ、そうだ、一人さん。どうもありがとうございました」
一人「え…? あ、なにが…?」
 一人が聞き返すと、他の五人も首を傾げた。真実は「全く…」と呟いてから、説明した。
真実「あれですよ。一人さんが当てた、あの半額チケット」
一人「…! あ、ああ、あれですか。はいはい」
 小刻みに頷く。そんな一人を少し不審に思いながら、みな「ああ、そうか」と一人に感謝した。
一人「いや、そんな、礼なんて…。俺は、ただ当てただけですから…」
 はにかみながら、一人は言った。「運良いですよね」とか、「ついてますよね」とか言った賛辞や、「その運を、ボクにもわけて欲しい…」と言うある人物の切実な願いが、一人の耳に入った。それらを聞いて、一人はある意味ホッとした。
 一人はチラリと蘭栖を見た。蘭栖も、他の者も、その事に気付かない。
 大丈夫だ。ばれていない、ばれていないはずだ…。
 あのチケットを、複数の女性からもらった、などと言う事は……。

Finish and Countinue

〜舞台裏〜
ふぅ、やっと終わった。前回予告したとおり、今回のゲストも真解くん。
真解「何故…」
主人公だから。

今回の真相編は、真解のセリフも長かったけど、セリフ以外での種明かしも長かったなぁ…。
真解「いつもよりも伏線が多かったからな」
そして、いつも1編5000文字のところ、今回は7500文字…。
真解「つまり…1.5倍か」

さて、では、正解者発表です!
今回は、募集内容が多かったので、「正解者賞品対象者」の発表です。
夢魔さん、アマノガワさん、カナメさん、BCDさん、ワールさん
の5名です。5名の方には、後日、メールを送らせていただきます。
特にワールさんは、募集内容の6つ、全問正解で、しかも模範解答でした。おめでとうございます…。
真解「…前回に引き続き、正解者多いな」
おっかしいなぁ…。こんなハズでは…。
真解「しかも、2回連続正解者もいるし」
…ボクの知り合いの知り合いは、『名探偵コナン』を読んでると、事件が起こった瞬間に、犯人とトリックがわかるらしい。
真解「…な、なんで?」
長々とやっているから、それ全部読んでるうちに、「法則性」が見えてきたんだそうな。
真解「『摩探』にも法則があるって?」
…あるのかもしれない…。今度読み返して、見つけ出さないと。

それと、ちょっとしたお知らせ(?)。
ここ最近、妙に忙しかったせいで、『摩探』を書きにくくなりました。
そのせいで、今までは2〜3話書き溜めてあったのですが、今回、それが無くなりました。
ですので、摩探の次回作は、今までより間隔が空く事が予想されます。と言うか、空きます(ネタも少ないし…)。
そういう意味もあって、勢いで作った「摩探公式HP」も閉鎖しました。
いつになるかわかりませんが、また次回、お会いしましょう…。

作;黄黒真直

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