摩訶不思議探偵局番外編〜学園物語〜 過去の物語


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No.1No.2No.3No.4No.5No.6No.7No.8No.9No.10
No.11No.12No.13No.14No.15No.16No.17No.18No.19No.20
No.21No.22No.23No.24No.25No.26No.27No.28No.29No.30
No.31No.32No.33No.34No.35No.36No.37No.38No.39No.40
No.41No.42No.43No.44No.45No.46No.47No.48No.49No.50
No.51No.52No.53No.54No.55No.56No.57No.58No.59No.60
No.61No.62No.63No.64No.65No.66No.67No.68No.69No.70
No.71No.72No.73No.74No.75No.76No.77No.78No.79No.80
No.81No.82No.83No.84No.85No.86No.87No.88No.89No.90
No.91No.92No.93No.94No.95No.96No.97No.98No.99No.100



No.1「松尾さん 勝手に使って ごめんなさい(字余り)」
大河原「みんな、小学校の頃俳句、作ってるだろぅ? なんか発表してみろぉ」
亜浦「は〜い、先生! オレすげぇぜ!」
大河原「お、なんだぁ? 言ってみろぉ」
亜浦「『古池や 蛙(かわず)飛び込む 水の音』」
大河原「…………職員室、来るかぁ?」



No.2「例外アリ」
綾部「これから抜き打ちテストを行います!」
全「えぇっ!?」
綾部「と言っても、難しいものじゃないわ。英語でしりとりするだけよ。前の人が言った単語の、最後の文字から始めるだけ」
奈々瀬「なにを最後に言ったら、ダメなんですか?」
綾部「日本語だと『ん』だけど、英語だと『X』よ」
真解〔いや、『X』で終わる単語って、そうそうないだろう?〕
上田「え? でも、『クリスマス』って、エックスじゃ…?」
綾部「あ、いいところに気付いたわね。でも、クリスマスはあれ、略語なのよ」
 そう言って、綾部は黒板に『X'mas』と書いた。
綾部「これは違うからね」
謎「先生も違います」
綾部「え?」
謎「クリスマス…エックスマスに、アポストロフィー(')はいりません。それは間違いです」
 教師としての威厳が、一つ失われた時だった。



No.3「ちなみに、水をかけただけでも暴行罪です」
 掃除の時間、水を使うと、こうなることがある…。
曽我「うわっ!? おい、水かけるんじゃねぇよ!!」
那由他「かけてないよ! かかったんだよ!」
曽我「なにおぅ!? えいっ!」
バシャッ!
那由他「かけやがったなっ!? くらえっ!!」
バシャッ!!
曽我「あっ! てめっ!! このやろっ!!」
バシャッ!!!
那由他「あっ! くそっ!!」
バシャシャッ!!!!
上原「あぁもぅ! 男子っ!! ラチがあかないからやめなさいっ!!」
剣持「……これがホントの、水掛け論ってやつか」
3人「…………………………(≡▽≡;;」
 水が氷になったのは、言うまでも無い。



No.4「この大空に翼を広げ…」
奈々瀬「センセー! 鳥は何で飛べるんですか?」
井上「翼があるからだ」
奈々瀬「いや、確かにそうでしょうけど……」
正解;翼を持っているうえに、骨がほとんどスカスカで、体重が非常に軽いため。



No.5「謎の『正しいことわざ』(if)」
1年後の真解達。
真解達はもうすぐ中学卒業(担任は龍川)。
龍川「いい? みんな。立つ鳥跡を濁さずよ? 今日は最後の掃除の日なんだから、ちゃんと掃除しなさいよ?」
謎「違います」
龍川「え?」
謎「鳥と言うのは飛び立つとき、体重を出来るだけ軽くしようと、その場にフンをするんです。まぁ、毎回じゃありませんけど」



No.6「ケアレスミス」
上山「みんな、テストの出来はどうだった? 悪い人は、ちゃんと頑張るのよ? なんか、採点ミスがあったら持ってきてね」
亜浦「先生! これ!」
上山「どれ? 持ってきなさい」
亜浦「ほら、これ。このぐらいの間違い、良いでしょ? 2点問題だし、1点頂戴よ」
上山「あ〜、これはダメだよ」
亜浦「えぇ。いいじゃん。今度なんかおごるからさぁ」
斧劈「あっ! ズルイ!! カイロは犯罪だぞ!!」
亜浦「カイロ…? ワイロじゃねぇか?」
斧劈「………………あれ?」
注;ワイロです。



No.7「朝会での出来事」
木ノ上「いいですか!? 皆さん!! 皆さんは、この辺りでかなり優秀な学校の生徒達なんです!!」
海良「知るかよ。んなことよぅ…。ファァア…校長の話は眠くなるぜ」
木ノ上「そこの生徒!! キミは確か、曽我誠くんだったな!? 退屈なのか!?」
海良「いいえ、先生。別に退屈なんじゃありません」
木ノ上「じゃあ、なんであくびなんかしたのかね!?」
海良「うっ…」
謎「…あくび(欠伸)と言うのは退屈な時以外にも、酸素が少ない場合にも発されるんです。今日は風も無くて、全校生徒がズラリと並んでいる…。おそらく、いまのは酸素が少ないから発されたあくびでしょう」
木ノ上「………………職員室は、換気されてるからな…来るか?」



No.8「赤い糸」
井上「いいか? みんなは、みんなの親が結婚しなければ、産まれなかったんだ。そして、そのみんなの親も、みんなのおじいちゃん、おばあちゃんが結婚しなければ産まれなかったんだ。そして、そのおじいちゃんおばあちゃんもまた、みんなのひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんが結婚しなければ産まれなかったんだ。 これは何も、人間になってからの話じゃないぞ? まだ人類が人類になる前…サルの時代から…いや、まだ微生物だった時代から始まっている連鎖なんだ。だから、君達が産まれたのは、奇跡中の奇跡なんだ」
金田「つまり……それを考えれば、受験戦争なんて屁でもない。ましてやここ、遊学学園はエスカレーター式。屁どころかあくびしながらでも出来る……と、言いたいんですか?」
井上「……………金田はどうしていつも先生の心の奥底を読むんだ?」



No.9「失敗は成功のもと」
澤村「理香ちゃんって、なんかモットーとかある?」
田中「モットー? う〜ん……。あ、『昨日のことは忘れたさ。明日のことはわからない』かな?」
金田「…つまり……『ちょっとぐらい失敗しても、次の日にはすっかり忘れてまた同じ失敗を繰り返す』ってことだな?」
田中「…………………あは☆」



No.10「下手な天気予報より正確です」
龍川「あんた達、少しは先生の言うこと聞きなさい!!」
海良「ヤダよ。誰が聞くかよ」
江頭「聞いた方がいいですよ」
海良「あぁ!?」
江頭「ほら…いいますでしょ? 『亀の甲より年の甲』って……」
龍川「江頭君……失礼よ?



No.11「真似しちゃダメだよ」
松谷「♪〜君を想いながら ひとり歩いています〜♪〜♪〜」
綾部「松谷さん! 歌が上手いのはいいですが、授業中に歌わないでください! 授業がつまらないから歌ってるんですか!?」
松谷「いえ、そんなことありません。先生の授業が楽しくて楽しくて仕方が無いから、思わず歌ってしまうんですよ!」
全〔う……うまい!!〕



No.12「漢字検定1級のホントの実力」
今日の国語の授業は、漢字テストだった。
金田「おい縁平良、さっきのテストどうだった? お前漢検1級だろ? 全部出来たか?」
縁平良「いや…1問だけ出来なかった」
金田「えぇっ!? お前が!? どれだよ」
縁平良「『雨がハゲしく降っている』が解らなくてな」
金田「それ…小学校で習う漢字だろ?」
縁平良「ああ…。だから、とりあえず『禿げ(はげ/頭髪が抜け落ちること)』と書いた」
金田「………大河原先生の頭、禿げてなくてよかったな…」



No.13「ちなみに、模範解答は『〜を迎える』や『歓迎する』」
綾部「ここに『welcome』って単語が書かれてますが、この単語、いままでは『You're』がついていたと思います。さて、『welcome』だけだとなんて意味でしょう?」
島崎「『いらっしゃいませ』」
綾部「いや……確かにそういう意味で使うこともあるけど………なんか違う……」



No.14「何故か盛り上がるもの」
龍川「はい、じゃあ今日は席替えをします! 方法は何がいい?」
田中「自由がいい!」
亜浦「クジ引き、クジ引き!!」
那由他「いやいや、アミダクジだろう!」
斧劈「おみくじ!!」
亜浦「………は?」



No.15「♪君たち女の子 僕たち男の子♪」
龍川「みなさん! 今日は、転入生を紹介します」
亜浦「転入生!?」
真澄「どんな人!?」
龍川「入ってきていいよ」
ガラッ
???「こんにちは。ミナヅキ ミナモです」
龍川「こんな字書くのよ」
 龍川はそう言って、黒板に『水無月 水面(みなづきみなも)』と書いた。
真解〔変わった名前だな…。まぁ、うちのクラスにゃ多いけど…〕
斧劈「しつもーん!」
龍川「はい、なに?」
斧劈「なんで女子が男子の制服着てるんですか?」
水無月「俺……男なんだけど…」
全「………え゛?」
 遊学学園2年生に、新しい仲間が増えた。



No.16「意味がわからない人は、お父さんに聞こう!」
大河原「さてぇ、今日はみんなにぃ、自分で感じた季語を言ってもらう。季節はなんでもいいぞぉ。まずはぁ…剣持から」
剣持「俺? じゃぁ………あ、冬の季語で、『演歌』ってのはどうです?」
大河原「お、なかなかいいねぇ。それで外は雪が降っていて」
剣持「灯り(あかり)がぼんやり灯っていて」
大河原「無口な女と一緒に」
剣持「あぶった烏賊(イカ)を肴(さかな)にして」
大河原「しみじみとぬるめの燗をクイッと一杯」
剣持&大河原「いいねぇ…」
真解〔な…なんでこんなに意気投合してるんだ…?〕



No.17「無限討論」
海良「あ!? テメー、ケンカ売ってんのか!?」
江頭「いえいえ…。そんな不利益な物、売ってませんよ。売って欲しいのでしたら、別ですが」
海良「……テメェ、ケンカ売ってるだろ」



No.18「法律は○○の味方です」
近藤「ああ、もう! 曽我、うるさい! 授業妨害です、出ていきなさい!」
曽我「ヤダね」
近藤「ダメです」
謎「先生…それは無理です」
近藤「え?」
謎「わたし達には、『授業を受ける権利』があり、そして先生には『授業をしなければいけない義務』があります。曽我君をここから出すと言うことは、先生は曽我君の権利剥奪(けんりはくだつ)及び義務違反となります…」
曽我「ほれ見ろ!」
近藤「事河さん…」
謎「ちなみに、家庭裁判所が許可すれば、義務教育である小中学生を退学させることも可能です」
全「・・・・・・・・・・」



No.19「forget−forgot−forgotten」
栗原「センセー! 教科書忘れました〜!」
綾部「教科書忘れたぁ!? しょうがないわねぇ…。じゃあ、『すみません。教科書忘れました』って言ったら許してあげます」
奈留河「えっ!? いいんですか!? ラッキー、わたしも忘れてたのよね。『I'm sorry. I have forgotten a textbook.』」
綾部〔ま…まさか奈留河まで忘れてたとは…〕
 またしても失敗した教師綾部だった。



No.20「01000001⇒(半角の)A」
謎事「でも謎ちゃんって、物知りだよな」
謎「そう? ありがとう。 …でも、1人の人間に知る事のできる知識なんて、少ない物ですよ」
謎事「そういうもんか?」
謎「ええ…。  人間の記憶容量は約1千兆ビットと言われてますから。ちなみに、パソコン上では半角のAと言う文字を表示するのに、8ビット使用するそうです」
謎事〔び…『びっと』ってなんだ…?〕
ビット;パソコン上で「0」と「1」だけで情報を表す方式(2進法)の基本的な単位。1ビットは「1」か「0」である。



No.21「かかかかか か・   が(by『かかかかか(五味太郎・著)』)」
亜浦「あ゛〜〜〜っ!! うっぜ〜な、もう!」
龍川「ど…どうしたの? 亜浦君…」
亜浦「さっきから、この蚊が俺ばっかり刺してくるんスよ! あ゛〜〜っ!! かゆい!!」
太田「でも、なんで蚊に刺されるとかゆくなるんだろうね?」
謎「……蚊に刺されてかゆくなるのは、蚊の唾液に含まれる成分のせいです。この唾液は同時に血を固まりにくくさせる成分も含んでおり、蚊は血が吸いやすいようにこの唾液を血液中に分泌するのです。ですので、蚊に血を最後まで吸わせれば、唾液も一緒に吸ってくれるのであまりかゆくはなりません」
太田「へぇ…そうなんだ」
謎「ちなみに、酒などのアルコール分を飲用した後は、蚊が大量に寄ってきます」
亜浦「あ、じゃあそれだわ」
全〔……え?〕
未成年者の飲酒喫煙は、法律で禁止されています。ちなみに、血を吸う蚊は全てメスです。



No.22「化粧=化けてそれらしく装う」
澪菜「立てば芍薬(しゃくやく) 座れば牡丹(ぼたん) 歩く姿は百合(ゆり)の花… って、わたしを写す言葉よね!」
及川「そう……ねぇ…」
島崎「確かにその通りだよな…」
澪菜「え?」
島崎「…芍薬も牡丹も百合も…全ての花は綺麗に咲いているのは一瞬だけ。すぐに枯れて醜くなってしまう…まさに、ぴったしだ」
澪菜「だけど、木はそのあと綺麗に紅葉するもの。やっぱり、いつまでも美しいのよ!」
島崎「だけど、紅葉ってのは枯れるための準備だ…すぐに散って醜くなってしまう…」
澪菜「でも、枯れ木ってのは冬を過ぎればすぐに綺麗な花をつけるもの!」
島崎「そう…つまり、女なんて『花』と言う化粧をしなければ、ただの『枯れ木』と言うブスってわけだ…」
澪菜「・・・・・うっさいわね! 黙ってなさいよ! バーカ!!」
男子一同〔こ…こえぇ…〕



No.23「最後は必ず愛が勝つ…?」
今日は剣道部の登校日。3年生が練習試合をしている(今ある名簿には2名しか剣道部がいないが、実際にはもっといる。小3〜高3までいるからだ)。
澤村「沖田先輩ってカッコいいよね?」
赤川(あかがわ/中1)「そうですかぁ? わたしはあまり好みじゃ…」
澤村「え〜、カッコいいけどなぁ…」
……一方、沖田。
沖田〔おっ。澤村がこっち見てる! よし、カッコいいとこ見せてやろう…〕
審判「はじめっ!」
沖田「いやっ、めめめめめめめめめめめめめめめめめめ・めん!」
バシシシシシシシシシシシシシシシシシ・シッ!
審判「面あり一本…じゃなくて、18本!」
全〔そんなバカな………〕



No.24「ってか、普通登校日にこんな会話しねぇ」
今日は遊学学園中学校の登校日。
沢藤「あ、小野先輩だ。やっぱカッコいいよね、あの人」
田中「そう? …もしかして、好き!?」
沢藤「えっ!? 別に、そうじゃないけど…」
田中「ちょっと待ってネ。 小野せんぱ〜い!」
小野「なんだ?」
田中「先輩のことを好きな人がいるって言ったら、どうします?」
小野「別に驚きはしない」
田中「え? なんで?」
小野「ボクは天才だからな。天才のボクに恋焦がれる女性が10人や20人いたところで、不思議はない。いない方が逆に不思議だ。 …用件はそれだけか? それじゃあ、ボクは急いでるので」
スタスタスタ……
田中「……あれでも?」
沢藤「え…うん…まぁ…」
田中〔…人の好みって、はかりしれないものなのね…!〕



No.25「板塔婆や塔婆、そとうばともいう」
村田「ねぇねぇ、夏休みにお墓参り行ってふと思ったんだけど」
竹内「ん?」
村田「お墓の後ろに立ってる、細長い木の板、あれってなんて名前なの?」
竹内「ああ、あれは確かソトバって言うんだ」
村田「あぁ、ソトバって言うのかぁ」
竹内「うん。卒業の『卒』に鉄塔の『塔』、そしてばばあ(婆)で『卒塔婆』」
村田「へぇ…じゃあ、じじいにはいらないんだ」
竹内「ま、そうだろうな」
その他全〔ば…バチ当たりな……〕



No.26「本当です」
西町と四月一日(バカップル)は、今日もいちゃついていた…(本当ならセリフで書きたいが、とてもじゃないが書けないので省略)。
園生「ちょっと…あなた達、今キスしてたでしょ??」
西町「な…なんだよ? 文句あるかよ…」
四月一日「そうよ、自分に彼氏がいないからって…」
園生「いいえ・・。別に文句は無いわ。 ただ、キスと言う行為は法律上はわいせつ行為にあたるの。だから、あまり公衆の面前で堂々とキスをしていると、刑法第174条公然わいせつ罪(六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金)に処せられるから気をつけてね…?」
西町&四月一日「ご…ごめんなさい…



No.27「君に、このナゾが解けるか!?」
小島「昨日さぁ、このCD衝動買いしちゃった〜!」
木戸「あぁ、あるある!」
村田「別になんか買うつもりなくっても、お店に入って出ると必ずカバンの中身1つ増えてるよね」
木戸「わかるわかる!!」
小島「でも財布の中身は減ってないのよねぇ。 不思議よねぇ」
村田&木戸〔え…そ…それって……〕



No.28「永遠に独身」
国信「英美の恋人の条件って何?」
西遠寺「えっとねぇ……。やっぱハンサムで、優しくて、力があって、スポーツ万能で、英語ペラペラで、背が高くて、お金持ちで、頭が良くて、わがまま言っても許してくれて・・それから…」
国信「条件多すぎだよ、あんた」



No.29「キグロ姉のクラスでの実話」
若沼「今日は抜き打ちテストをする」
全「え!?」
若沼「と言っても難しいものではない。先生がこれから地理・歴史・公民、ごちゃ混ぜに単語を言う。それから連想されることを言えばいい。江戸時代・鎖国 みたいにな。一個言えりゃ一点やろう。じゃぁやるぞ。  ・・明治」
琴弾「ブルガリアヨーグルト!」
若沼「違う!!」



No.30「シリーズ・入部の理由〜射撃部〜」
真澄「こんにちは。新聞部の紅一点、江戸川真澄です。今日は皆さんに入部の理由をお聞きしましょう。まずは射撃部の小野 裕太先輩」
小野「どうも」
真澄「小野先輩の射撃部入部理由はなんですか?」
小野「万能になるために」
真澄「は?」
小野「万能の天才と謳われるボクでも、さすがにこの国では銃を撃つ事は愚か、触ることすら出来ない。そのため、どんなに頑張っても銃の天才にはなれないのだ。そのためボクはこの射撃部に入り、本当に本当の万能の…」
真澄「ありがとうございました♪」
小野「オイ」



No.31「虫嫌い」
近宮「みんな、なんか嫌いなものってある?」
福島「わたし、虫って嫌い」
美村「あ〜、わかるわかる。わたしも虫嫌い」
福島「ホンット…あいつら、今度見かけたらぶっ殺してやる……」
福島&近宮〔き…嫌いって、そっちの嫌い…?〕



No.32「フラワー」
野田「ねぇねぇ、鈴木クンの好きな花って、なに?」
鈴木「君だ」
 野田は逃げ出した!



No.33「いまどきの子どもたち」
職員会議中
木ノ上「最近の子どもたちはあまり外で遊んでないような気がするが、どうだろうか?」
大河原「学校では結構外で遊んでいるようですけどねぇ」
小池(こいけ/2−2担任)「うちのクラスの子どもたちは、新たに遊びを開発してますけどね」
木ノ上「ほぅ」
小池「縄跳びの『郵便屋さん、ハガキが○枚落ちてます』ってやつの改造なんですけど…」
木ノ上「聞いたことないですな。どんなのです?」
小池「…『銀行屋さん、お札が10枚落ちてます。拾ってあげましょ、1枚、2枚、3枚………8枚、9枚、10枚、あげないよ』って奴です」
木ノ上「………直ちに止めさせなさい」



No.34「カップルクラッシャー鉄拳!〜青春…?〜」
授業中
西町&四月一日「いちゃいちゃいちゃいちゃ………」
木村「授業中にいちゃつくなぁ!」
バキィッ! ドゴォッ! ベキッ!
木村「授業中にいちゃつくとは何事だ! 真面目に授業を聞け! 目障りだ!」
四月一日「ご…ゴメンナサイ…」
木村「わかればいいんだ。若さゆえの過ちさ」
西町「カップルクラッシャー…」
木村「クッ。サラバだっ!」
ダッ!!
上山「って、授業中に教室から出るなぁ〜!!」



No.35「テストを返します」
大河原「それじゃぁ、テストを返すぞぉ。名前を呼ばれたらこい。 まず相上」
・・・・・・・・・・
大河原「次、剣持」
駒沢「休みです」
大河原「休み? しょうがないな…」
駒沢「あ、じゃあ代わりに預かっておきます」
大河原「そうかそうか、じゃあ取りに来い……っておい」



No.36「言われてみりゃごもっとも」
島川(しまがわ/高3)「え!? アミ、あの大学生の彼と別れたの!?」
熱海(あたみ/高3)「ええ、そうよそうよ。うっ」
島川「でもなんで!? 同棲までしてもう…4、5ヶ月経つじゃない!」
熱海「それがねそれがね。この間、あの人が帰ってきたときにちょっと洒落て『あなた、お帰り。ご飯にする? それともお風呂にする?』って聞いたの。そしたら彼、なんて言ったと思う?」
島川「な…なに?」
熱海「『うん、その前にトイレに行かせてくれ』って言ったのよ! わたし、あんな下品な人とこれから先付き合ってなんか行けないわ!!」
島川「・・・・・・・・・・・・・・・・」



No.37「キャビア・トリュフ・フォアグラ」
獲埋(えまい/2−2)「せんせー、せんせー、『せかいさんだいちんみ』って、なんだっけ?」
小池「世界三大珍味? よく知ってるな。えっとな…」
杉田(すぎた/2−2)「あ、ボク知ってる!」
小池「お、すごいな。言ってごらん」
杉田「えっとね、えっとね。 キャビアと…トリュフと……それから、吠え面!」



No.38「替え歌野郎」
溝口(みぞぐち/高2−2)「光が丘、お前替え歌よく作るんだって?」
光が丘(ひかりがおか/高2−2)「ああ。即興でも作れるぞ」
溝口「すげぇな…。じゃあ、『あの素晴らしい愛をもう一度』でなんか作ってみろ」
光が丘「あ〜…そうだな…。 あ、じゃあ北山 修作詞、『あの素晴らしい愛をもう一度』のリズムに合わせて…
    ♪あの素晴らしい安さもう一度」
溝口「…現実的だな、おい」



No.39「カップルクラッシャーIQ U」
村田「なんで葉って紅くなるんだろ…? 誠知ってる?」
竹内「ああ、えっと確か…緑色を出している葉緑素の活動が低下して、代わりに赤色のクロロフィルとか言うのが出来るからじゃなかったかな…?」
村田「へぇ…」
園生「違うわ」
竹内「えっ?」
園生「葉緑素の代わりに作られるのは、クロロフィルじゃなくてアントシアン…だいたい、クロロフィルってのは葉緑素のことよ」
竹内「あっ! そ、そうか…」
園生「村田さん…だっけ? こんなダメ男、別れた方がいいわ」
村田「えっ?」
園生「まっ、別れる別れないはあなたの自由だけど…わたしは別れることをおすすめするわね。じゃ…」
スタスタスタ…
村田「・・・・・・・・・・別れた方がいいのかしら…?」
竹内「こ…木の葉…?」



No.40「現在の国情?」
若沼「最近、不景気で税金もいろいろ科せられて…」
尾真「ホンマ、辛いよなぁ。そのくせお偉いさんは税金無駄に使って…」
光が丘「そんな先生たちの心情を、歌にしました」
若沼「? なんだ、歌ってみろ」
光が丘「では、中島みゆきさんの『地上の星』のリズムに合わせて…
    ♪つばめよ あの税金は 今 何処にあるのだろう」
若沼「う…うまい! キミ、その歌を日本中に広めよう!」
光が丘「はい!!」
尾真〔そんなアホな…〕

(おまけ)
♪風の中の万札
砂の中の税金
みんな何処へ行った 見送られることもなく
草原の年金
街角の公庫
みんな何処へ行った 見守られることもなく
地上にあったカネ誰もが覚えてる
お国はごまかしてばかり
つばめよ高い空から教えてよ カネの行方
つばめよあの税金は今 何処にあるのだろう



No.41「ハッピーバースデー」
野田「ねぇ、鈴木クンって確かもうすぐ誕生日だよね?」
鈴木「ああ」
野田「それで…その…なにか、欲しいもの、ある?」
鈴木「…野田」
 野田は逃げ出した!



No.42「甘い欲望・酸っぱい現実」
駒沢「おれ、イチゴって嫌いなんだよな」
縁平良「え? なんでだ? 美味いじゃん」
駒沢「ほら、イチゴって見かけ甘いけど食べると酸っぱいじゃん。そこがね…」
嶋崎「…女だって、同じだよ……」
駒沢&縁平良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



No.43「帰ってきた大学の彼」
島川「え? あの大学の彼とよりを戻した?」
熱海「ええ、そうなのそうなの!」
島川「よかったじゃな〜い。もう、同棲もしてるの?」
熱海「ええ、よりを戻して即ね。 で、昨日彼が帰ってきたとき、『あなた、お帰り。ご飯にする? それともお風呂にする?』って聞いてみたの。そしたら彼、なんて答えたと思う?」
島川「え?」
熱海「『うん、その前にお手洗いに行かせてくれ』って言ったの! もう、彼ったら上品になっちゃって!」
島川〔いいのかそれで!!〕



No.44「シリーズ・入部の理由〜お茶同好会〜」
真澄「お久しぶりです。新聞部の紅一点、江戸川 真澄です。シリーズ第2回と言うことで、今回はお茶同好会の越後谷 乙女先輩」
越後谷「ども〜」
真澄「越後谷先輩の入会の理由は、なんですか?」
越後谷「やっぱアレだね。お茶とお茶菓子がタダで飲み食い出来ること。余ったら持って帰れるし♪」
真澄「え? で、でも、確か毎月会費を払わなきゃいけませんよね? お茶同好会って…」
越後谷「あ〜、大丈夫よ。ほら、顧問、永倉(男)だし」
真澄「は? あの…それは、どういう……」



No.45「先輩より、愛を込めて」
 今日は澤村 紫の誕生日…。
澤村「どうしたんですか? 沖田先輩…こんなところに呼び出して…」
澤村〔もしかして告白!? 誕生日に沖田先輩から告白されるなら、それこそまさに最高のプレゼント!!〕
沖田「いや…ほら、今日澤村…誕生日だって…言ってたじゃん…」
澤村「あぁ、はい」
沖田「それで…誕生日プレゼントをと思って…」
澤村「え? ホントですか? わざわざ?」
沖田「ああ…。で…澤村、時代劇好きだって言ってただろ?」
澤村「? ええ…」
沖田「だから………本物の日本刀と、偽造免許(違法行為)を…」
澤村「いりませんよ、そんなの!!!」



No.46「悲しき青春」
和田谷「どうしたんだ? こんなところに呼び出して…」
福島「その…ちょっと、伝えたいことがあって…」
和田谷「? なに…?」
福島「えと…その……。実は、わたしは、あなたが好きです」
和田谷「えっ?」
福島「付き合って…くれますか?」
和田谷「え…あ…。 ご…ごめん。別に君の事、嫌いってわけじゃないんだけど…」
福島「付き合え!! オ゛ラァ!!」
和田谷「はいっ! よろこんでっ!!」
 それでいいのか!? 福島 歩神子!



No.47「国境無き童謡」
緒舞(おまい/高2−2)「もうすぐクリスマスねぇ…」
相田(あいだ/高2−2)「ホントねぇ!」
光が丘「そんなあなたに、ぴったしの歌をプレゼント」
緒舞「え? なになに?」
光が丘「では、童謡『うれしいひなまつり』のリズムに合わせて…
    ♪灯(あか)りをつけましょロウソクに 飾りをつけましょモミの木に ケーキにサンタにプレゼント 今日は楽しいクリスマス」
緒舞「国境を越えた、いい替え歌ね…」
相田〔マジッスか!?〕



No.48「麗しき兄弟愛」
真解「真実、良いもんやる。 ほれ、ケータイストラップ。ちょっと早いが、クリスマスプレゼントだ」
真実「わ〜い! ありがとう、お兄ちゃん! じゃぁ、わたしからもプレゼントあげるね」
真解「な…なん…だ?」
真実「もちろん、愛のキッス…」
真解「いらんわっ!!」



No.49「ラブクリスマス?」
野田〔鈴木君に、クリスマスプレゼント何がいいか聞きたいけど、聞くとまた『野田』って言いそうだしなぁ…。あ、そうだ〕
野田「ねぇねぇ鈴木君。クリスマスプレゼントあげようと思ってるんだけど、わたし以外で、何か欲しいものある?」
鈴木「……………キミの愛」
 野田は逃げ出した!



No.50「先輩より 愛のプレゼント」
澤村「どうしたんですか? 沖田先輩…こんなところに、呼び出して…」
沖田「いやほら、もうクリスマスだろ? だから、プレゼントをと思って…」
澤村「え!? 本当ですか? …って、また日本刀とかじゃないですよね?」
沖田「大丈夫大丈夫。今度はまともだから」
澤村「そうですか…? で、なんです」
沖田「ほら、前に新撰組が好きだって言ってただろ?」
澤村「? ええ…」
沖田「だから、新撰組の中心人物、近藤 勇の骨を…」
澤村「いりませんよ、そんなの!!」



No.51「無論、彼は冗談のつもり」
坂本(さかもと/中1)「なぁみんな、お年玉でなんか買ったか?」
加藤(かとう/中1)「俺は貯金だな」
寵池栖屡(ちょうちずる/中1)「ちょきん〜? 夢がねぇなぁ」
坂本「じゃぁ、チョウチはなに買ったんだ?」
寵池栖屡「俺? 俺はもちろん、女…」
 瞬間、彼らの上に重い沈黙がのしかかった。



No.52「確かにそれが、大前提」
西村(にしむら/小1担任)「はい、みんなぁ! 今日は避難訓練をします!」
 西村が1年の教室で言った。
西村「避難するときは、『おかし』と言うのを守るんだ。と言っても、食べるお菓子じゃないぞ? 何のことかわかるか? ヒントは、ある言葉の最初の言葉だ」
早坂(はやさか/小1)「はいはーい! センセー、センセー! わかったわかった!」
西村「お、なんだ?」
早坂「『お』は『押さない』、『か』は『駆けない』、『し』は『死なない』!」



No.53「涙の青春」
若草(わかくさ/陸上競技部顧問)「あ〜、今日はみんなに新しいメンバーを紹介する。今日からラグビー部マネージャーから我が陸部マネージャーに来てくれた、福島 歩神子だ」
福島「よろしくお願いします☆」
男子一同〔かっ…可愛い! うちの部活に、あんな可愛い子が…! よっしゃ〜!〕
福島「あ、ちなみに、和田谷 巡の彼女でもあります。ね、ジュン☆」
ニコッ。
男子一同〔なにぃ〜!? あんな可愛い子が、和田谷の彼女だぁ!? 許すまじ、わたやぁ!!〕
和田谷〔ち…違う! あいつは僕の彼女なんかじゃない! 誰か…誰か僕の話を聞いてくれぇ〜!!〕



No.54「最近の子どもたち」
木ノ上「小池先生、最近おたくのクラス…2年2組の生徒が、しょっちゅう泣いているようだが…?」
小池「えっ? あ、はぁ…確かに…」
木ノ上「ちょっとした喧嘩なら構わない。しかし…あまりに多発するようでは、困る!」
小池「す、すみません…。し、しかし、あれは喧嘩ではないのです」
木ノ上「喧嘩で無いのなら、何故泣く? 怪我かね?」
小池「いえ…最近、子ども達がまた妙な遊びを考え付きまして…」
木ノ上「どんな遊びだ?」
小池「『にらめっこしましょ 泣いたら負けよ あっぷっぷ』ってやつです」
木ノ上「………直ちに止めさせなさい」



No.55「逆転の発想?」
高野(たかの/中1)「横断歩道渡ろうとしてるのに、止まらない車ってムカツクよねぇ」
戸部(とべ/中1)「ああ、わかるわかる! わたし、それでブチギレて、この間叫んでやったのよ」
高野「へぇ、なんて?」
戸部「『ひき殺してぇのか!? オラァッ!!』って。そしたら、急ブレーキかけて止まってくれたわ」
高野〔当たり前だ…っ!〕



No.56「複雑な家庭事情」
並(なみ/中1)「ねぇ、聞いて! 昨日、うちの親が夫婦喧嘩したの!」
渡辺(わたなべ/中1)「ふぅん。それで?」
並「それでね、うちのお母さんが実家に帰るって言って、家を飛び出しちゃったのよ!!」
渡辺「えぇ!? 大丈夫なの!?」
並「だから、うちにはいま、わたしと父親しかいないわけよ」
高野「あれ…? でも、あんたんちって、確か二世帯住宅じゃ…」
並「うん。だから、お母さん、隣にいるわけ」
2人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



No.57「新しい仲間」
 今日は始業式。全員、進級した。
龍川「みんな、久しぶりね。進級おめでとう」
謎事「進級って言っても、同じメンバー、同じ先生…」
真実「あまり進級って感じがしないのよね」
龍川「まぁまぁ…一応、転入生もいるから。それも、とっても可愛い子。さ、入ってきて」
 龍川に促されて、1人の美少女が入ってきた。龍川は黒板に、『大幡 羅美』と書いた。
龍川「じゃぁ、自己紹介して」
大幡「初めまして。大幡 羅美(おおはた らみ)です。どうぞ、よろしくお願いします」
男子一同〔た…確かに、可愛い…!〕
大幡〔よし、男子の心は掴んだ! 次は、奴らの家庭を慎重に調べて…御曹司に色目使って貢がせる!!〕
 魔性の女、ここに登場!



No.58「15歳のハローワーク」
原田「どうした応仁。なんか元気ねぇけど…?」
応仁「ああ、原田…実は俺、昨日ユキナと一緒に本屋に行ったんだ…」
原田「つまり本屋にデートに行ったわけだ。で?」
応仁「そしたらユキナの奴………『すべての男は消耗品である』を買ったんだっ!!」
原田「・・・・・・・・・別れろ」



No.59「重度ニコチン中毒者」
手塚「あ、優久しぶり〜!」
筑束「いやぁ、学校に来るのも久しぶりだわ」
手塚「忌引きで休んだんだよね? おじいさんが亡くなったとか…」
筑束「そう。それで大変だったのよ。おじいちゃんが死ぬ時の最後の一言が『葬式でも、墓でも、線香の代わりにタバコをつけてくれ』とか言ってさ。しかもそれが実行されちゃったもんだから、煙くて煙くて…」
手塚「そ…それは大変だったね…。でも、人って天寿を全うしても、贅沢を言うんだね」
筑束「あ、天寿は全うしてないよ」
手塚「え? じゃぁ、なんで? 事故? 病気?」
筑束「肺ガン」



No.60「人の魅力」
古室「きみ、萩唾くんだよね?」
萩唾「え? そうだけど…?」
古室「聞いたよ、きみ、面接で志望動機聞かれて、『女子の制服が可愛かったから』って答えたんだって?」
萩唾「どこで聞いたんだよ!?」
古室「裏ルートを使ってね。ちょっとエッチな奴だねぇ、きみ」
萩唾「わ…悪かったなぁ…」
池袋「でも、いくら制服が可愛くても中身が…」
萩唾「あぁ、そっか〜! ちっくしょう…しくったな」
女子一同〔なにおぅ〜!?〕



No.61「祭祀(祖先を祭るお祭り)」
光安「なぁ、俺思ったんだけどさ」
蘭学「なんだ?」
光安「『冠婚葬祭』って言うじゃん? 『冠』は元服だから、成人式。『婚』は結婚式。『葬』は葬式だろ? でも、『祭』ってなんだ?」
蘭学「そう言われてみれば…?」
光安「しかも、『冠婚葬』までは人生の順番通りに並んでるんだぜ? なんで葬式の後に祭りやるんだ?」
蘭学「遺族が、その人が死んだことを喜んで、思わずお祭りをするとか…」
光安「あ〜あ、なるほど!」
全〔ば…バチあたりな…〕



No.62「3年1組 秋原先生!」
秋原(あきはら/小3担任)「いいか、みんな。『人』と言う字は、2人の人がお互いに支えあっている様子を表してるんだ。みんなも、お互いに助け合わないといけないぞ!」
大坂(おおさか/小3−1)「違うな」
秋原「え?」
大坂「『人』と言う字は、ヒトが足を開いて立っている様子を表しているんだ。決して2人の人間がいるわけではない。そこにいるのはただ1人、孤独な人間だけなのだ…。仮にも教師ともあろう人がこんなことも知らないなんて…!」
秋原「!? ほ、ほら、みんな、こういう時は先生を助けないと! な? な??」
全〔どうしろっちゅうねん…〕
 孤独な人間、秋原誕生!



No.63「妊娠11ヶ月」
坂本「ねぇ聞いて! うちこの間彼氏と遊園地にデート行ったら、遊園地の人に『こちらの乗り物は妊婦の方は乗れません』って言われたんだけど!!」
団「え〜、うっそ〜!? ホントにぃ?」
坂本「マジで間違われたのよ! うち、まだ16なのに! そんなに…そんなに、老けて見えるわけ!?」
幕末「……それより、根本的な事を疑問に思うべきだと思うな…」



No.64「君の瞳に恋をする」
長篠「きゃっ、ツル、どうしたの、その目。眼帯なんかして…」
鶴岡「これね、昨日ね、彼にやられたの」
長篠「彼って…井上?」
鶴岡「そうなの。昨日ね、彼とね、レストランに行ったの」
長篠「それで?」
鶴岡「そしたらね、彼ね、『君の瞳に乾杯』って言って、わたしの目に、グラスを…っ!!」



No.65「ザ・暴露」
光月「なぁなぁ、暇だから王様ゲームでもしねぇ?」
島田「なんで修学旅行でもねぇのに王様ゲームなんだ?」
光月「暇だからだよ。ほら、引けって。掠刄も」
掠刄「おぅ、良いぜ」
島田「よっしゃ! 王様!」
光月「では王様、ご命令をどうぞ」
島田「よし、じゃぁ…2番、暴露!」
掠刄「ばくろぉ? あ〜、じゃぁ…俺は……人を殺した事が…」
2人〔え゛っ!?〕
掠刄「ない」



No.66「魔性の人捜し」
大幡〔そう言えば、あの相上 謎事とか言う男、クラスで一番社交的よね…。あいつ自体は貧乏そうだけど、もしかしたらこのクラスの御曹司の情報、持ってるかも知れないわね〕
大幡「ねぇ、相上くん♪」
謎事「ん? あ、なに?」
大幡「うちのクラスって、色んな人いるけど…面白い肩書きの人、いないの? 例えば、社長令息とか」
謎事「社長…ああ、一応、オレ、そうだけど」
大幡「え〜、またまたぁ! 相上くん、冗談うまいんだからぁ!」
謎事「いや、本当だって」
大幡「・・・・・」
謎事「・・・・・」
大幡「またまたぁ!」
謎事「いや、本当だって」
大幡「・・・・・」
謎事「・・・・・」
大幡「またまたぁ!」
謎事「いや、本当だって」
 以下、延々と続く。



No.67「家族愛は地球を救う」
橋本「そう言えばお前、昨日誕生日だったんだっけ?」
秋葉「ああ、そうだ」
橋本「すっかり忘れてた。おめでとう。家族から、なんかプレゼントとか貰ったか?」
秋葉「一応」
橋本「へぇ、良かったじゃん。何貰ったんだ?」
秋葉「…母親から1万円、父親から5千円、姉貴から2千円。締めて3枚1万7千円」
橋本「……良い、家族だな…」



No.68「そこに○○がある限り」
氷楓「ねぇ、『なんとなくやりたくなるもの』って、ない?」
梅華「例えば?」
氷楓「例えば…わたしだと、『ボタンがあると、とりあえず押したくなる』」
梅華「あ〜、わかる! あたし、穴があるととりあえず覗き込みたくなる!」
氷楓「リクは?」
解体「うち? うちは…そうねぇ、人がいると、とりあえず殴りたくなるわ」



No.69「僕は死にません!!」
岩倉「何よ? 突然呼び出して…」
武田「実は…僕さ…。キミが、好きだ」
岩倉「えっ!?」
武田「本当に大好きだ! 死ぬほど愛してる!!」
岩倉「……。生きてるじゃん。うそつき。バーカ。死ね」
武田「!?」



No.70「『着席』前に座る人々」
竹内「起立! 礼!」
斉藤「おはようございます」
永倉「おい、お前ら。挨拶しろよ! 斉藤しか挨拶してないぞ。挨拶は、人間としての基本だぞ? 挨拶しない奴は、人間として失格だぞ?」
斉藤「フッ、違うな。先生」
永倉「何?」
斉藤「挨拶は、人間としての基本なんかじゃない。生物が陸上に上がり、爬虫類になった瞬間手に入れた脳…原始的爬虫類脳に、既に『挨拶』と言う行為はインプットされていた。つまり、挨拶は、陸上生物の基本なんだ」
近藤「つまり、挨拶しない奴はヤモリ以下ってわけだな☆」
斉藤「その通り☆」
永倉「………らしいぞ。お前ら」



No.71「だけど、涙が出ちゃう」
 今日は高校1年4組の調理実習の日…。
佐藤「うお、タマネギが目にしみる!」
天城「でも、なんでタマネギって目にしみるんだ?」
佐藤「タマネギが目にしみる原因はいくつかあるが、一番の原因はタマネギの細胞内に含まれる硫化アリルだ。揮発性の物質で、空気に触れると催涙作用(涙や鼻水を出させる作用)を持つ物質に変わる。タマネギを切ると細胞が壊れるため、この硫化アリルが揮発し、目にしみるわけだ」
天城「防ぐ方法は!?」
佐藤「硫化アリルは水に溶けやすいと言う性質を持つ。だから、しばらく水にぶち込めば目にしみなくなる」
天城「よし、わかった!」
佐藤「ただしその代わり、タマネギの持つ『ビタミンB1の吸収を助ける』と言う性質は、この硫化アリルによるものだ。つまり、水につけるとビタミンB1の吸収を助けてくれなくなる」
天城「なにっ!? じゃぁ、水に入れるべきじゃないのか!?」
佐藤「また、タマネギの『辛さ』の原因も、この硫化アリルだ。そのため、切った直後に水に入れると、タマネギの辛味を押さえる事が出来る。逆に言えば、水に入れないと、火の通し方によって、辛味が残ってしまうと言うわけだ」
天城「じゃぁ、どっちにすりゃ良いんだよ」
佐藤「入れろ。今すぐ水に入れろぉっ!!」



No.72「結婚談義」
片斬「結婚するなら、どんな人が良い?」
桂「ん〜…とにかくカッコいい人かな?」
田中「え〜、カッコイイだけじゃわたしやだな」
片斬「そうよね! やっぱり、家事を自分からやってくれる人が一番♪」
桂「家事は良いから、カッコいい人がいいけどなぁ、わたし」
田中「わたしは、外見はどうでも良いわ」
桂「そう?」
田中「そう。とにかく、大金持ちで…今にも死にそうな人!」



No.73「理科の実験にて」
田中「え〜っと、ここで過酸化水素を500ミリリットル…」
上原「ちょ、ちょっと! それ、塩酸よ! 過酸化水素水は、こっちのビーカー!」
田中「あれ? でも、あたし、さっきこっちのビーカーに過酸化水素入れた気が…」
上原「わたしがそっちに塩酸入れたのよ」
真実「簡単な見分け方あるけど?」
田中「え、ホント?」
真実「うん。これを頭から被って、髪の毛が茶色くなったら過酸化水素水、髪の毛が溶け始めたら塩酸」
田中「へ〜、わかった!」
パシャッ…。



No.74「黄金の恋」
河合「浮気なんかして悪かった! もうしないから許してくれ! 愛しているのは、キミだけなんだ!」
井原「あっそ。じゃ、1人で目玉焼きの真ん中だけ食べてれば?」



No.75「幻影」
金田「悠、お前、学力テスト何点だった??」
駒沢「あ? 35点だよ」
金田「うっわ、低いなぁ!」
駒沢「悪かったな。お前は何点なんだよ?」
金田「俺? 俺は、100点満点だぜ」
駒沢「うわ、ウッソ!? あり得ねぇ!!」
金田「あり得たぜぇ。ほれほれ」
駒沢「だからあり得ねぇんだよ。 …お前の存在が」



No.76「(1.5χ−4!−π^3)^2.6≒?」
水無月「数学のテスト、何点だった?」
縁平良「40点だった」
金田「低いなぁ。俺、それの1.5倍だったぜ?」
上田「って事は、僕は金田より4の階乗ほど少ない訳か…」
亜浦「マジでっ!? オレ、上田よりおよそ円周率の3乗も少ないのかよ!?」
水無月「お、俺が一番高いな。亜浦の約2.6乗だ」
上山「みんな…そんな計算が瞬時にできるのに、なんでテストの点は……っ!!」
全〔あ、泣いた…〕



No.77「恐妻家(強妻家)」
掠刄「俺さぁ、ヒゲ剃るの苦手なんだよなぁ」
佐野「ん〜? ああ、確かに剃り残しあるな」
掠刄「なんかうまい方法ねぇかな?」
近藤「無くはない」
掠刄「お、なんだ?」
近藤「女性ホルモンの大量投与だ。大量に投与すると、男性ホルモンの活動を抑える事が出来るから、ヒゲが伸びにくくなる」
掠刄「女性ホルモンで…男性ホルモンを抑える…?」
佐野「………。女って、強いな」
掠刄「いや、怖いな」



No.78「便利屋」
飯島「コンビニってさぁ、コンビニエンス(便利)なストア(店)のくせして、両替えしてくれないんだな」
可々「ああ…そう言われてみれば、そうだな」
飯島「だけど俺よ、この間コンビニ行った時、コンビニで両替えする裏技発見したんだ」
可々「…はぁ?」
飯島「500円玉10枚持ってたから、5000円札に両替えしてもらおうと思ったんだけど、拒否られたんだ。で…」
可々「…で?」
飯島「俺、言ってやったんだ。『じゃぁ、税込み5250円で、5000円札買います』ってな。そしたら、両替えできたんだぜ。やっぱ俺って頭良いよなぁ」
可々「………いや…究極のバカだよ…」



No.79「『ガーター』は『靴下留め』、『ガター』は『溝』」
神保「おれってボウリング苦手なんだよなぁ。いっつもガターばっかりでさ…」
古室「ハッ、雑魚だな。俺なんか、ガターなんて一度も出したこと無いぞ」
神保「すげぇっ!! ホントかよ!?」
古室「ハッ、もちろん。 …ガター入ったら、走って取り行くからな」



No.80「医学の進歩」
幣(へい/高校3年3組担任)「♪♪〜〜♪〜〜」
光が丘「お、先生。その歌は、ピンク・レディーの『ペッパー警部』ですね??」
幣「な、なんだ、悪いか、歌っちゃ」
光が丘「ああ、すいません。お気に触ったようでしたら、お詫びに替え歌を…」
幣「替え歌? お前が歌いだけじゃないのか?」
光が丘「まぁまぁ。では、ピンク・レディーの『ペッパー警部』のリズムに合わせて…
    ♪ペッパー警部 邪魔をしないで ペッパー警部 わたしたちこれから いい男」
幣「せ…性転換!?」
光が丘「名付けて、『ピンク・ジェントルマン』!!」



No.81「いま、会いに来ました」
四月一日「どうしたの? 響…なんか今日、元気ないけど」
西町「ああ…なんか、朝からちょっと、頭痛くてな…」
四月一日「え? 大丈夫? …ちょ、ちょっと、熱あるわよ!」
西町「うう…なんかクラクラするし、体が重いし、なんて言うか…とにかく気分が悪い…」
四月一日「じゃぁ、家で寝てないと…。なんで学校なんか来てるの!?」
西町「それはな… キミに、会うためさ」
四月一日「響……」
全〔帰れ!!〕



No.82「一度言ってみたい」
江川(えがわ/高3−1担任)「吉村、ちょっと良いか?」
吉村(よしむら/高3−1)「ダメです」



No.83「擬犬化」
片斬「うちの犬、最近妙に懐いちゃってぇ」
桂「へぇ? 別にいいんじゃないの?」
片斬「そうなんだけど、なんか自分の事を犬じゃなくて人間だと思ってるみたいなのよねぇ」
桂「あ〜、わかるわかる。一緒の食卓につきたがったり、同じことやりたがったり」
田中「え〜? でもそれって、犬が自分を人間だと思ってるんじゃないんじゃないの?」
片斬「じゃぁ、なんで?」
田中「だから…犬の方が、あなたの事を犬だと思ってるのよ」



No.84「電車女」
滝沢「わたし、一度で良いからドラマみたいな恋がしてみたい」
白井「ああ、あんたはそんな感じがするわね。例えば?」
滝沢「例えば? そうね…深夜電車に乗ってたら、突然酔っ払いに絡まれて、でもそこにカッコイイ人が現れて、わたしを助けてくれて、恋に落ちて…みたいな」
白井「それって、あれのパクリじゃん…」
滝沢「まぁ、そうなんだけど」
倶楽「それって‥つまり‥ヲタクと付き合いたい…って事…? グフッvv」
滝沢「いやっ! やめてっ! 来ないでっ! 近付かないでっ!!」



No.85「実践してはいけません」
田中「わたし、気付いたんだけど、最近消費者金融と生命保険のCM、多くない?」
沢藤「そうねぇ。まぁ、多いわねぇ」
田中「なんでかなぁ? 不景気のせい?」
沢藤「それよりも…たくさん借金して豪遊したあとは、多額の保険をかけてとっととくたばれ…って事なんじゃない?」
田中「そっかぁ♪」
全〔納得するなぁ!!〕



No.86「時は西暦2005年」
曽我「あ゛〜、ホント、若沼(社会科教師)の野郎、マジ、ムカつくし。殺してやりてぇ」
若沼「ほ〜、言ったな? 曽我」
曽我「!? てめぇ、いつの間に背後に回りやがった!?」
若沼「お前が甘いんだ。で? 俺をどうしてやりたいって?」
曽我「っ。て、てめぇを…こ……」
若沼「こ?」
曽我「こ…今世紀中に殺してやる!!」
全〔弱い!!〕



No.87「キグロの手」
大雪「わたし、最近手相に凝ってるんだ。ちょっとあんたの手、見せてよ」
沖田「俺の? 俺やだよ。生命線も頭脳線も、何もかも短いんだぜ?」
大雪「どれどれ…あ、ホントだぁ。バカなのね、あんた」
沖田「バ、バカっていうなよ!!」
大雪「はいはい…。寿命は……」
沖田「…? どした?」
大雪「…お前はすでに、死んでいる
沖田「はべしっ!?」



No.88「全反射」
縁平良「? どうした、水無月。浮かない顔して」
水無月「ああ、ちょっと、最悪な事があってな…」
縁平良「何があったんだ?」
水無月「いやな…。今日、来る途中、電車の中で、好みの可愛い女の子を見つけたんだ」
縁平良「なんだよ…。いいじゃん、別に」
水無月「だけどな…しばらくその子を見てたら、ふとした拍子に、目があっちまったんだよ」
縁平良「それで?」
水無月「それで…『やべぇっ』と思って、顔そらそうと思ったら、彼女…鏡に映った、俺の顔だったんだ…」



No.89「シング・ア・ソング」
亜浦「俺将来、歌手になりたいんだよなぁ」
駒沢「唐突だな。なんで歌手なんかに?」
亜浦「だってお前、歌手になれば…毎日、あんなでかいホールでカラオケできるんだぜ??」



No.90「彼らの辞書には」
徳川「ナポレオンは学校の成績はあまり芳しくなかったのですが、ある2つの教科が得意でした。そのおかげで、ナポレオンはヨーロッパのほぼ全域を支配できた、と言われているのですが…なんだか知ってる人」
野山「数学と歴史」
徳川「あ、その通り。じゃぁ、なんで数学と歴史ができると、支配できるの?」
野山「数学ができれば、軍隊の機動力や遠征時に必要な食料の数、弾道計算などが行え、歴史ができれば、ローマ帝国など過去の偉業を分析する事で、世界を支配する方法をはじき出せるから」
徳川「その通り。よく知ってるね」
大久保「ん? じゃぁ、ちょっと待ってくださいよ、先生」
徳川「はい、なに?」
大久保「と言うことは、数学が得意な俺と…」
幸「歴史が大好きな俺が協力すれば…」
2人「世界征服も、夢じゃない!?」
徳川「………で、さて、このナポレオンですが…」
2人〔スルー!?〕



No.91「St. Chocolate's Day」
師走「きーみつーじくんっ♪ はい、これ、バレンタインのチョコ♪」
木見辻「あ、ありがとう」
師走「聞いて聞いて、このチョコ、1000円もしたのよ」
木見辻「へぇ。高いね」
師走「でしょでしょ! それで、お返しって、3倍返しが基本よね?」
木見辻「え? まぁ、よくそう言うけど…」
師走「あたし、来月発売のCDが欲しいのよ。3000円ぐらいだから、ホワイトデーのお返し、それにしてね♪」
木見辻〔………え゛!?〕



No.92「St. Candy's Day」
木見辻「なぁ、おれ思うんだけどさぁ…」
黄土「どうした? 怖い顔で」
木見辻「バレンタインデーって、女が男を選んでチョコレートをプレゼントするだろ?」
黄土「ああ、そうだな。それで?」
木見辻「なのに、なんでホワイトデーは『お返し』なんだ!? 男に女を選ぶ権利はないのか!? なんで男は、好きな女にプレゼントを渡す事が出来ないんだ!?」
黄土「確かに、言われてみればそうだな…」
木見辻「なんでおれが、あいつなんかのために3000円のCDを買ってやらなきゃいけないんだっ!!」
黄土〔本当に買ったのかっ!?〕



No.93「解答欄に収まりきらない」
花小町「くそぉ、さっきの地理のテスト、全然わからなかった…。なぁ、タイの首都ってどこだっけ?」
近藤「バンコクだろ?」
花小町「あ〜! そうだ、そうだった!!」
斉藤「フッ。違うな」
近藤「え? いや、バンコクだろ」
斉藤「違う。正式名称は『クルンテープマハーナコーン』だ」
近藤「…いや、正式名称問う問題じゃないし…」
斉藤「ちなみに、最初につけられた名前は、『クルン・テープ・マハーナコーン・アモーン・ラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロッカ・ポップ・ノッパラット・ラーチャターニー・ブリー・ロム・ウドムラーチャニウェート・マハーサターン・アモーラ・ピマーン・アワターン・サティット・サッカタティヤ・ウィッサヌカム・プラシット』だ」
近藤「……お前、解答欄になに書いた?」
斉藤「もちろん、『クルン・テープ(中略)プラシット』だ」



No.94「謎のイケメン司書」
西遠寺「先生、何かオススメの本、ありますか?」
倉田「オススメねぇ…。俺にとってのオススメでも、お前の好みにあわない事もあるからな…」
西遠寺「え〜、こんなにしょっちゅう図書室来てるのに、まだあたしの好み、わかってないんですか?」
倉田「そういうお前は、俺の好みがわかってるのか?」
西遠寺「え?」
倉田「俺の好みはお前だよ」
西遠寺「え? え?」
倉田「お前は、俺という本の中での主人公。最も重要なポジションで、最も光り輝いている、美しい人物だ」
西遠寺「え? え? え?」
倉田「お前には、まだその事がわからないのか…?」
西遠寺「え? え? え? え? え?」
倉田「………と言うのは冗談だ」
西遠寺「…殴っていいですか、先生



No.95「魅惑の美人司書」
片桐「さって、閉館時間だから閉めるよ。みんな、忘れ物はないわね?」
黒木「おっと、大事な物を忘れてました」
片桐「なに?」
黒木「あなたへの、愛を…」
片桐「……忘れる程度の愛なら、いらないわ」



No.96「ドロップ」
鈴木「野田…」
野田「え、あ、なに? 鈴木クン」
鈴木「落としたぞ」
野田「え、うそ。何を?」
鈴木「…お前のハートを、この俺が」
 野田は逃げ出した!



No.97「大正解」
武田「なぞなぞ出すぞ。『朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足の動物って、なんだ?』」
本「なんだよ、そんなの知ってるぞ。答えは『人間』だろ?」
武田「ハッ、んな動物いねぇよ、バーカ」
本「ぬがっ!?」



No.98「ブレイク・ストーリー」
綾部「じゃ、今日の授業はここまで。Take a break!」
亜浦「ほわっちゃぁ〜〜っ!!」
バキィッ!!
綾部「え、ど、どうしたの亜浦君? 突然、シャーペンなんか折って…」
亜浦「え? だって今、『break(壊せ)』って…」
綾部「……………」
※Take a break(テイクァ・ブレイク)=休憩してください



No.99「森のクマさん(輪唱)」
光が丘(兄)「♪ある〜日」
光が丘(弟)「♪ある〜日」
光が丘(兄)「♪森の〜中」
光が丘(弟)「♪森の〜中」
光が丘(兄)「♪クマさ〜んに」
光が丘(弟)「♪クマさ〜んに」
光が丘(兄)「♪喰われた
光が丘(弟)「♪喰われた
光が丘(兄弟)「♪花咲〜くもーりーのーみーちー クマさ〜んに〜喰ーわーれーたー」



No.100「ちなみにキグロは『頭』と答えた」
真澄「心理テストやるよ〜。『Q.ここはある研究所。ここには、あなたそっくりの精巧なロボットが置いてあります。
  そのロボットが置かれた部屋を覗き込むと、ロボットの体の一部が見えました。さて、そこはどこですか?』」

真実「う〜ん…足、かな」
謎「わたしなら、肩から手…でしょうか?」
真澄「ふ〜ん…。澪菜ちゃんは?」
澪菜「あたし? あたしは、全身」
真澄「………え?」
心理テストの答え。それは、あなたが最も自信のあるところです。 inserted by FC2 system