摩訶不思議探偵局番外編〜学園物語〜 過去の物語


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No.101No.102No.103No.104No.105No.106No.107No.108No.109No.110
No.111No.112No.113No.114No.115No.116No.117No.118No.119No.120
No.121No.122No.123No.124No.125No.126No.127No.128No.129No.130



No.101「101回のプロポーズ」
江間「あ、あの、葛原さん…好きです!」
葛原「え? ほ、ホントに…?」
江間「あ、ああ…」
葛原「それじゃ…あの、もう一回言って!」
江間「あなたが好きです」
葛原「もう一回!」
江間「あなたが好きです」
葛原「もっと!」
江間「あなたが好きです」
葛原「さらに!」
江間「あなたが好きです」
葛原「ラスト一本!」
江間「あなたが好きです」
葛原「アンコール!!」
江間「あなたが嫌いです」
葛原「ァァンッw」



No.102「チョコレート」
野田「あの、鈴木クン…」
鈴木「?」
野田「これ、あの、バレンタインのチョコ…」
鈴木「…ありがとう」
野田「そ、その、わたしの手作りなんだけど…よかったら、食べて」
鈴木「………口移しで食べさせてくれ」
 野田は逃げ出した!



No.103「演劇部にて〜告白〜」
近藤「『僕は時々ふと考える。もし君に出会っていなかったら、どうなっていたかと』」
橋本「『どうなっているの?』」
近藤「『…とても、想像できない。君はもう、僕の生活の一部だ。僕はいつだって君を見ている』」
皆崎「カットカット!! 近藤君、ダメダメ、そんなんじゃ!」
近藤「え? あ、どこがダメでした?」
皆崎「いい、このシーンはね、『君の行動は24時間僕に監視されているよ』って事を暗に伝えるシーンなんだから。そんな優しげな口調で言っちゃダメよ!」
近藤「え? いや、ここって、そういうシーンなんですか?」
皆崎「どういうシーンだと思ってたのよ?」
近藤「え、いや、自分の好意を告白するシーン、かと…」
皆崎「だ〜か〜ら、自分の行為を告白してるんじゃない」
近藤「え? あ…ぇえ??」
皆崎「それじゃ、もう一度さっきのところから。スタート!」



No.104「悟りの境地」
会津「あなた…どうしてここ(生徒指導室)に呼び出されたか…わかる?」
源「……はい
会津「あなた…ここ2〜3日家に帰ってないって、親御さんから連絡来てるけど、本当?」
源「……はい
会津「…どうして家出なんかしたの?」
源「家出じゃありません…」
会津「じゃぁ、なに?」
源「出家です」
会津「……在家出家にしなさい」
 そういう問題か?



No.105「痛気持ちいい話」
村田「虫歯になっちゃったぁ…」
竹内「え? 大丈夫?」
村田「うん、まだそんなに痛くないから…。今日歯医者行くんだ」
竹内「ふぅん。…そう言えば、虫歯って感染するらしいね」
村田「そうなの?」
竹内「唾液感染するらしいよ」
村田「へぇ…」
竹内「だからさ、試してみようよ」
村田「え? あ‥ん…」
園生〔殺す〕



No.106「泥酔」
四月一日「どうしたの、響…。なんだか顔色悪いよ」
西町「ああ…ちょっと二日酔いで」
四月一日「え゛、響、お酒なんか飲んでるの!?」
西町「いや、違う…。君に酔ってるんだ」
四月一日「響……」
全〔帰れ!!〕



No.107「ほろ酔い」
沢藤「どうしましたか、小野先輩。顔色悪いですよ?」
小野「ああ…ちょっと二日酔いで」
沢藤「え、小野先輩、お酒なんか飲んでるんですか!?」
小野「いや、違う…。自分に酔ってるんだ」
沢藤「………そうですか…」



No.108「演劇部にて〜銃殺〜」
近藤「『やめろ、バカな考えはやめるんだ。銃を下ろせ。お前に、俺を撃つ事はできない』」
桜新町「『いや、出来るさ。やってやるとも!』」
 パァン!
近藤「『グッ!?』」
皆崎「はいカットー! 近藤君、そんな表情じゃダメ」
近藤「え? ダメですか?」
皆崎「確かに、銃で心臓を貫かれたら、苦しむ暇なんてないだろうけど…これは演劇なんだから。少しオーバーでも、苦しむ演技をしなきゃ」
近藤「はぁ…わかりました」
皆崎「アレよねぇ、音だけだからダメなのよねぇ。念のため、モデルガン持ってきておいてよかった」
近藤「え? あ、ぶ、部長??」
 パァン!!
近藤「はぐぉおッ!?」
皆崎「そうそう、その表情、その表情♪」



No.109「近頃の子どもたち」
小池「学園長!! 本日限りであのクラスの担任を辞めさせてください!!」
木ノ上「ど、どうしたんですか? 小池先生は確か、小2の2、担任だったかな…?」
小池「そうです! お願いします! 今すぐ!!」
木ノ上「と、とにかく、なにがあったのか、説明しして下さい」
小池「最近、子どもたちが妙な遊びをやり始めまして…」
木ノ上「こ、今度はどんな?」
小池「ただのお医者さんごっこなんですけどね。『げかしゅじゅつするんだ〜』と言って、私に、ナイフを…!!」



No.110「想像力」
岩見「俺…ずっと前から有栖川さんの事を想っていた」
有栖川「え…?」
岩見「朝から晩まで、寝ても覚めても君の事が頭に浮かぶんだ」
有栖川「そんな…! 毎晩毎晩わたしの事を考えて…一体何をしているの!? 不潔よ!!」
岩見「!?」
 とりあえず、フラれた。



No.111「ベタなオチ」
田中「希望、試しに小野先輩にコクッてみたらどう?」
沢藤「え、な、なんでそんな突然?」
田中「良いジャン。当たって砕けろヨ。あ、ちょうどいいところに。先ぱ〜い!」
小野「ああ、君達か。何か用か?」
田中「希望が、言いたい事あるって」
小野「なにかな?」
沢藤「あ〜、えっと、その〜…。唐突でなんなんですけどぉ…」
小野「…?」
沢藤「わ…わたしと付き合ってくださいっ!」
小野「ああ、いいよ」
沢藤「えっ!?」
小野「どこ行くの?」
沢藤「え? あ、えと、その、あ〜…。ちょっと、近所のコンビニまで…」
小野「ん、わかった。じゃぁ行こうか」
田中〔…なんであんなのが好きなんだろう〕
 でも、初デートには成功。



No.112「線路は続くよ、どこまでも」
織田「ねね、聞いて。昨日彼とデートに行ったんだけどね…朝帰りしちゃった☆」
田村「やったじゃん、みりあ! それで、どこまでいったの?」
織田「海までよ♪」
田村「いや、そういうことじゃなくて、その…」
織田「彼ったら終電の時間を間違えて帰れなくなっちゃって…2人で歩いて帰ってきたの♪」
田村「……それで朝帰りかよ!」



No.113「漢字が2つ違うことにチュウイ」
小鹿「ねぇねぇ、ワヨウセッチュウって言葉あるでしょ?」
入島「うんうん」
小鹿「あれって、ワは日本で、ヨウはヨーロッパよね?」
入島「そりゃそうでしょ、常識よ」
小鹿「で、チュウは中国でしょ? じゃあ、セツってなに?」
入島「ん〜………西部じゃない? アメリカとかの」
小鹿「オー、ウエスタン! きっと、インディアンみたいな野性味溢れる雄雄しい料理なのね!」
入島「ブタの丸焼きとかあるかも!」
本〔……いくつか突っ込みどころはあるが、入島が冗談で言ってるのか、本気で言ってるのかだけ知りたい〕



No.114「奴は大変なものに火をつけました」
夜星「突然ですが、先輩。あなたを放火の容疑で逮捕します」
築地「へっ? なに、どゆこと?」
夜星「放火の容疑で逮捕します」
築地「俺が何に火をつけたんだよ」
夜星「私の心に、恋の炎を」
築地「……そうか。なら弁償として、俺の心をあげるよ」
夜星「先輩…!」
 とりあえず、カップル成立。



No.115「愛していると言ってほしい」
指宿「ねぇ…乱は私のこと、どのぐらい愛してる?」
応仁「ん? そうだな……お前が俺を愛してる量の、倍ぐらいかな」
指宿「それって…私のこと、ちっとも愛してないってこと!? ひどいっ!」
応仁「ちょ、ちょっと待った!!」



No.116「空気を読めない男」
下田「なーなー。う○こ味のカレーと、カレー味のう○こだったら、どっち食べたい?」
南「………ひとつ聞きたいんだが、う○こ味のカレーと言うのは誰がどうやって作るんだ?」
下田「へ?」
南「当然、そのカレーを作る奴はう○この味を知ってるわけだよな? ってことは食ったんだよな?」
下田「そりゃ…そうなるのかな?」
南「と言うことは、俺がう○こ味のカレーを食べたいと言ったら、お前はう○こを食べるんだな?」
下田「いや、その……」
南「なら俺は、お前がカレー味のう○こを食べたあと、その味を真似て作ったう○こ味のカレーを食う」
下田「……冗談にマジで突っ込むなよ…」



No.117「演劇部にて〜才能〜」
橋本「『先生…わたしやっぱり、辞めようと思います…』」
桜新町「『何故だ?』」
橋本「『だって…才能ないし、このまま続けたって…』」
桜新町「『何言ってるんだ! いくら才能が無くったって…成功に必要なのは、99%の努力と1%の才能だって言うじゃないか!』」
皆崎「はいカットー。大塚君、そんなんじゃダメだって」
桜新町「え? えっと…どこがダメでした?」
皆崎「いい? このシーンは、『いくら努力したところで、君は成功に必要な1%が欠けているから、決して成功しないよ』って事を伝えるシーンなんだから。そんなに力まずに、もっと吐き捨てるように言わないと」
桜新町「は? いや、ここって、そういうシーンでしたっけ?」
皆崎「あったり前でしょ。他に何があるって言うのよ?」
桜新町「え? いや…その…」
皆崎「ちゃんとやってよね! せめて99%は出し切ってもらわないと困るんだから!」
桜新町「え、部長、それはどういう意味…」



No.118「なんちゃって学園青春ドラマ」
田中「昨日テレビでやってたんだけど、頬っぺたをこう、後ろ向きにマッサージすると、将来シワになりにくいんだって!」
片斬「そうなの? 私は上向きって聞くけどなぁ」
田中「えー、でもテレビでぇ…」
桂「そもそも、あんまり若いうちからマッサージすると、シミが出来やすいって聞くよ」
田中「なにそれー。じゃあ、どうしたらいいわけ?」
後藤田「…仮に周りの人間が反対しても、時代の流れに逆らうことになるとしても。
  己の信念を貫き、正しいと思う道を選べ…。お前たちの、人生なんだから…」

3人「せ、先生……っ!!」



No.119「漢字のメイキュウに迷い込む」
小鹿「私いつもわからなくなるんだけどさ、キュウキュウシャって『救う急ぐ車』だっけ、『急ぐ救う車』だっけ?」
入島「救う急ぐ車よ。『救いに急ぐ車』って覚えてるもの」
小鹿「そっか、そうやって覚えればいいのか…。ついでにもう1つわからなくなるんだけどさ」
入島「なに?」
小鹿「レイキュウシャのキュウって、救う? 急ぐ?」
入島「ん〜……死んでるんだったら、急ぐ必要ないわよね。だから、救うじゃない? 『霊を救う車』よ」
小鹿「そっか、なるほど!」
本〔……漢字が間違っている事よりも、小鹿がいつもどんな文章を書いているのかが気になるな〕



No.120「この頃の子どもたち」
小池「じゃ、みんな。授業始めるぞ。…って、あれ? そこの空いてる席は…卯月か。どうした?」
神無月「多分、まだ影踏みしてるんだと思いま〜す」
小池「影踏み? 1人でか? …あ、他のクラスの子か?」
中江「多分、1人だと思います」
小池「は? 1人で影踏み?」
神無月「最近流行ってるんで〜す。自分の頭の影を踏むの」
中江「まだ、誰も成功した事ないんですけど」
小池「………。お昼にやると、うまくいくぞ」



No.121「ゴール」
鈴木「野田…」
野田「え、あ、なに? 鈴木クン」
鈴木「俺と2人で、人生の目的を果たさないか?」
野田「え、人生の目的…って、なに?」
鈴木「全人類の…そして、この地球上で生きとし生けるもの、全てが目指す、究極の生きる意味…」
野田「そ、それは…?」
鈴木「それは……生殖だ」
 野田は逃げ出した!



No.122「ちなみにキグロは嫌煙家」
栗田「先生ってもしかして、タバコ吸う派ですか?」
加藤「ああ、もちろん。愛煙してるぞ」
瀬野原「うわー、サイアクー。先生知らないんですか? タバコって、吸う人より周りの人の方が身体に悪いんですよ?」
加藤「ほーぅ? どういうことだ?」
白峰「タバコ吸う人が吸う煙を主流煙、タバコから周りに撒き散らす煙を副流煙って言うんです」
瀬野原「で、副流煙の方が、主流煙よりも毒素が多いんですよ!」
栗田「主流煙の2倍だって、2倍!」
加藤「そりゃあ、大変だなぁ」
栗田「でしょ? 先生、今すぐタバコなんてやめてくださいよ!」
加藤「そうだなあ、そうすべきだなぁ。……ところで、その副流煙ってのは、どこから出てるんだ?」
瀬野原「え? それは…タバコの先端、とかですけど」
加藤「なるほど…ってことは、その副流煙は俺の目と鼻の先から出るわけだな?」
白峰「ええ、そうです」
加藤「と言うことは、俺は主流煙はもちろん、副流煙も吸ってることになるな?」
栗田「あ…あれ?」
加藤「俺が吸うのは主流煙と副流煙。お前らが吸うのは副流煙」
瀬野原「え…えっと…」
加藤「じゃあ、副流煙しか吸わないお前らに、どうこう言われる筋合いはないな?」
栗田「あ、あれ? あれれーー!?!」



No.123「敏感な2人」
村田「人間の指先って、とっても鋭敏なんだって?」
竹内「ん、らしいね。聞いた事あるよ。細かい物を見分ける点で優れているらしい」
村田「ふぅん…。一番鋭敏なところって、どこ?」
竹内「唇と舌先…って聞いた事があるな」
村田「へぇ、そうなの?」
竹内「…じゃぁ、本当かどうか、試してみようか」
村田「え? あ‥ん…」
園生〔殺す〕



No.124「不幸中の幸い」
四月一日「ねえ響〜! 知らないアドレスから不幸のメールが来た〜!」
西町「不幸のメール? 今どきそんなもの気にするなよ」
四月一日「でも、マジ気持ち悪い〜! どうしよ、5人に送った方がいいかな?」
西町「大丈夫だって。不幸になんかならねぇよ」
四月一日「でも〜…」
西町「安心しろ……俺が幸せにしてやるから」
四月一日「響……」
全〔帰れ!!〕



No.125「単にチーズと言う」
小鹿「私昨日ビックリしちゃった!」
入島「なに、どうしたの?」
小鹿「テレビで見たんだけど、チーズって元々はまるいんだって!」
入島「あ、知ってる! 円盤状になってるやつよね? なんて言うんだっけ、あれ」
小鹿「えっとね、なんだっけ、テレビで言ってたんだけど……まるいチーズだから…」
入島「わかった! マルチーズ!」
小鹿「それだ!」
本〔食べ物ですらない!〕



No.126「『こんな方言使わへんわー』と言う苦情は一切お断りします」
松葉「あんなー、うち昨日初めて渋谷行ったんやけど、ホンマに人多くてビックリしたわー」
原寅「おー、ついにすみれも都会デビューか。どうだ、都会は進んでるだろー」
松葉「進んではったわー。でもなー、うちの地元の方が進んでるところもあったんよー」
原寅「へぇ、どこ?」
松葉「駅前のおーきいテレビやー。うちの地元じゃ一家に一台テレビがあるから、街中にテレビ置くなんて昭和みたいなことやってあらへん」
原寅「いや…あれは違うから」



No.127「ifの世界」
西村「それじゃ、誰か『もしも〜なら』を使って文章を作ってくれ」
光が丘「はいはーい! せんせー、できたー!」
西村「おー、早いな! じゃあ言ってみろ」
光が丘「んん。 ♪もしも〜 ピアノが〜 弾け〜 た〜なら〜」
西村「……光が丘、お前何歳だ?」
光が丘「?」



No.128「もしもの世界」
美原「じゃあ、仮定法の説明が終わったところで、誰かに早速文章を作ってもらいましょう。今日は23日だから、出席番号23番!」
光が丘「あ、はい」
美原「じゃ、光が丘くん。なんか作って」
光が丘「そうっすねぇ……。♪If I-- could play-- the-- pi-a-no--」
美原「……別に歌う必要はない」



No.129「フタコブニンゲン」
遠矢「ねぇ先生、ラクダのコブって何のためにあるの?」
小石川「ん、ラクダって砂漠を旅するでしょ?」
遠矢「うん」
小石川「砂漠には食べ物が全然ないけど、ラクダは何ヶ月も何も食べなくても平気なのよ」
遠矢「え、どうして!?」
小石川「それはね、コブの中に脂肪を蓄えているからよ」
遠矢「脂肪…じゃあ、コブは脂肪の塊ってこと?」
小石川「その通り」
遠矢「ってことは…コブは人間で言えば、おっぱい!?」
小石川「……そうなる、のかな?」



No.130「命名講座」
現綯「ねえ、キョウは子どもになんて名前つけたい?」
新撰「えっ? そ、そうだねー…。仔猫ちゃん、とか可愛いんじゃないかな?」
現綯「………」
新撰「…じょ、冗談だからそんな真剣に考え込まないでよ…」
現綯「そうだよね。食べ物の名前をつけるのはペットまでだよね」
新撰「そうだよー! ……って、今なんて!?」 inserted by FC2 system