そこら辺にいっぱい生えてる毒草の雑学の部屋
知識の管理人;旅商人様

旅商人「いらっしゃいませ。そこら辺にいっぱい生えてる毒草の雑学の部屋でございます。
その名のとおり、こちらでは世界中の毒草に関する雑学を一覧形式で紹介しております。
念のため言っておきますが、この部屋の雑学を見て、毒殺や服毒自殺を目論まないでくださいね?」
旅商人「この忠告に逆らって、もし万が一何かが起こったとしても…
ワタクシ及び館一同と…管理人…は……一切の責任を……負わないので……そのつ…もりで……」

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新種植物→大車(おおぐるま)大瑠璃草(おおるりそう)オシロイバナ弟切草(おとぎりそう)巻耳(おなもみ)鬼野老(おにどころ)


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藜(あかざ)飲食可能。
おひたし・あえもの・油炒めなどで食べると美味しい。
また、歯ざわりもとてもいい野草。
ただし、食べた後に直射日光に当たると、皮膚炎を起こすので、くれぐれもご注意を(体質による)。
アネモネキンポウゲ科の球根植物。
これからでる汁液はプロトキアネモニンを含んでいる。
この成分は揮発性(きはつせい/常温で気体になる性質)で局所刺激作用(きょくしょしげきさよう/触れた部分を刺激する作用)が強いため、皮膚炎を起こしやすい。
そのため、素手で触るのは非常に危険。
一位(いちい)イチイ科の常緑針葉樹で、約15mの高さになる。
幹・茎・種子に毒性の強いアルカロイドタキシンを含んでいる。
赤く甘い汁気のある果肉部分には、毒はほとんどないので、食べたい方は、噛まずに飲み込みこもう(絶対安全とは言いませんが)。
エゴノキエゴノキ科の落葉小高木で、山野に自生する高さ3メートル前後の植物。
果皮にエゴサポニンを多量に含んでいるので、誤飲すると咽頭を痛める。
ちなみに、昔はこれを用いて魚を捕っていたらしいが、今は禁じられている。
大車(おおぐるま)キク科の多年草。太陽のような花を咲かせる。
6〜7月に開花し、花粉や根にイヌリン、セスキテルペン、アラントラクトンと言う毒を持つ。
皮膚炎や腹痛、嘔吐、下痢などの症状を引き起こす。
ただし、根を乾燥させたものは、生薬となり、「土木香(どもっこう)」と呼ばれる。
発汗、利尿、去痰(きょたん/のどなどに溜まったタンを取り除く事)などに利用されている。
大瑠璃草(おおるりそう)ムラサキ科の二年草で、瑠璃色をしている。
山地に自生し、7〜9月に開花するが、発見は難しい。
全草、特に果実の部分に毒が多く、その成分は発癌性アルカロイド。
皮膚炎や神経麻痺などの症状を引き起こす。
オシロイバナオシロイバナ科の一年草。「御白粉花」「紫茉莉」「夕化粧」などと書く。
7〜10月に開花し、全草、特に種子や根に毒を持つ。
毒成分トリゴネリン。腹痛や嘔吐、下痢などを引き起こす。
ちなみに、英語では「フォーオクロック(4時)」と言うが、これは、開花時間に由来している。
夕方開花し、翌朝まで咲き続けている。
弟切草(おとぎりそう)オトギリソウ科の多年草で、日当たりのいい場所を好む。
草丈は50cmから1mほど。
全草にヒペリシンやタンニンと言う毒を持つ。
葉から出る赤い色素毒は、紫外線に当たると毒性を現すと言う変わった性質を持つ。
皮膚炎や壊死などを引き起こす。
7〜9月に、レモンに似た香りのするオシベが可愛い花が咲く。
「弟切草」の名の由来は、
「その昔、タカの傷の治療に使っていた薬草を、人の良い弟が他人に洩らしてしまったため、怒った兄が弟を切り殺し、恋人があとを追った」
と言う伝説から。
実際、オトギリソウには細菌の感染防止作用があるため、消毒剤としても有名。
ちなみに、オトギリソウには小さな赤い斑点があり、それが「飛び散った弟の血」と言い伝えられている。
巻耳(おなもみ)キク科の一年草。8〜10月ごろ、開花する。
全草、特に種子に配糖体やリノール酸、カルボキシアトラクティロシドと言った毒を持つ。
果実を乾燥させた物は、「蒼耳子(そうじし)」と呼ばれ、解熱、鎮痛作用を持つ。
しかし、過剰摂取すると、頭痛やめまい、胃腸炎を引き起こす。
また、果実から搾り取った油は「蒼耳油(そうじゆ)」と呼ばれ、リノール酸を多く含む。
形状からトッツキ、ホシダマとも呼ばれ、マジックテープを開発するきっかけともなった。
鬼野老(おにどころ)ヤマノイモ科の多年草で、雌雄異株のつる性植物。
日本全国の山野で発見でき、7〜8月ごろ、黄緑色の小さな花をつける。
ひげ根の多い、太く曲がった根茎(ヤマイモで言う、イモの部分)に、ジオスチン、ジオスコリン、ジオスコレアサポトキシンと言う毒を持つ。
食べると苦いが、見た目はヤマイモに良く似ていて、しかもヤマイモと混生している事が多いので、注意が必要。
根茎にひげ根が多い事から、これを老人のひげに例え、野老(やろう)と呼び、正月の飾りに用い長寿を祝う。
根茎をあく抜きして食用にすることもある。
カナバニン中南米に生息するマメ科の植物。
毒性の強いアミノ酸を多く含んでいる。
たいていの動物はこれを食べると、たんぱく質の合成に支障をきたし、場合によっては死に至る。
だが、マメゾウ虫の仲間は、これを食べても何故か平気。
夾竹桃(きょうちくとう)キョウチクトウ科の常緑低木。
夏に、紅色や白色の花をつける。
枝・葉・花に有毒な成分を含み、強心・利尿薬に利用する。
毒成分はオレアンドリンやネリオドレイン等の有毒配糖体。
心臓麻痺で死亡することがある。
ちなみに、フランスでこの枝をバーベキューの串代わりにして11人中7人が死亡すると言う事件も起こっている。
草牡丹(くさぼたん)キンポウゲ科の多年草。
高さ1メートル程度の落葉低木。
牡丹(ぼたん)に似た葉をつけるため、「草牡丹」と言われるようになった。
8月から9月にかけ、外側は白毛に覆われ、内側は紫色の釣鐘形の小花を下向きに下げる。
茎、根、葉など、ほぼ全体にプロトアネモニンを含んでいる。
肌に付くと火ぶくれ状の皮膚炎を起こす。
誤って飲食すると、口の中を焼け付きような痛みが襲い、
胃腸はただれ(胃腸炎)、血便が出る。
熊葛(くまつづら)クマツヅラ科の多年草。
山や野道に自生し、高さは50〜70cm。
6〜10月ごろ、花が咲く。
この時に茎葉を日干しして、漢方薬にする。
これを「馬鞭草(ばべんそう)」と言い、月経困難、皮膚病、炎症などに用いる。
止血効果を持ち、はりつけにされたキリストの止めた聖なる薬草とされている。
腫れ物に生の葉の汁を塗布したり、1日に10グラムを煎じて塗布するなどしても、効果がある。
しかし、誤って飲むと腹痛を起こす。
毒成分はベルベナリンとベルベニン。
「バーベイン」とも呼ばれ、聖なるハーブとして尊重されている。
柘榴(ざくろ/石榴)ザクロ科の落葉小高木。西アジア原産。
これは毒と言うわけではないが、樹皮と根から抽出されるアルカイドの一種、ペレチエリンは、昔からサナダ虫などの駆除として用いられている。
樒(しきみ)モクレン科の常緑小高木。
4月頃、淡黄白色の花を開き、秋に毒のある星形の果実を結ぶ。
仏前に供え、葉・樹皮から線香・抹香を作り、材は数珠などになる。
ジギタリス【digitalis】ゴマノハグサ科の大形多年草
ヨーロッパ原産で、観賞用または薬用に栽培される。
高さは約1メートル。
全体が白い綿毛でおおわれてる。
葉は茎の下部のものでは柄をもち、長さ15〜25センチメートルの卵状長楕円形で縁に鈍い鋸歯があり、葉面にはちりめん状のしわがある。
夏、茎頂に紅紫色で長さ3〜6センチメートルの長鐘形の唇形花が多数つく。
毒の存在個所は葉。
この葉の粉末から強心剤などを精製する。
鈴蘭(すずらん)知っての通りユリ科の多年草。
根・根茎を強心・利尿剤とする。
また、痛み止めにも有効。
しかし、大量に服用すると危険。
ストリキニーネ
(すみません。漢字が出ません)
マチンの種子ホミカに含まれるアルカロイドの一種。
無色無臭の結晶で苦みがある。
中枢神経の麻痺、筋硬直、痙攣などを起こして窒息するが、 少量は神経刺激剤として有効。
チューリップユリ科の多年草。
実はほぼ全体にアレルギー物質であるツリパリンが含まれているので、誤飲すると危険(ただし、人間の場合はそこまで危険ではない)。
球根の場合は、触っただけでかぶれる可能性がある。
また、心臓毒も含んでいるので、球根を食べると死亡する危険性もある。
朝鮮朝顔(ちょうせんあさがお)ナス科の大形一年草。
熱帯アジア原産で、高さ約1m。
夏から秋に、大形の白花を開く。
葉・種子を麻酔薬や喘息(ぜんそく)の薬に用いていた。曼陀羅華(まんだらげ)とも。
唐胡麻(とうごま)トウダイグサ科の一年草。
高さ数メートルになり、葉は盾形で、手のひら状に裂ける。
インド、北アフリカが原産地と言われ、種子から「蓖麻子油(ひましゆ)」を採るために栽培。
種子から猛毒の「リシニン」「リシン」「ヘムアグルチニン」を採る事が出来る。
このうち、「リシン」は「世界五大猛毒」と呼ばれ、致死量は0.03mg。
服用から4〜8時間で発熱、咳、吐き気、関節痛などが急に発症し、
18〜24時間後に気道壊死(えし/一部の細胞が死ぬ事)、肺浮腫(ふしゅ/「むくみ」の事)が出る。
そして、36〜72時間後に、呼吸困難から低酸素血症になり、死亡する。
「蓖麻(ひま)」とも呼ばれる。
鳥兜(とりかぶと/草烏頭とも書く)キンポウゲ科トリカブト属植物の総称。
根は猛毒のアルカロイドを含み、神経痛・リューマチなどの薬として用いる。
それと、同じ名前でキンポウゲ科の多年草。高さ80cm前後で、秋、茎頂に濃紫青色の花をつけるものもある。
こちらは花がとても綺麗で、まれに観葉植物として売っている。が、絶対悪用せぬように。
毒空木(どくうつぎ)ドクウツギ科の落葉低木。
山地に自生している。高さ1m前後。
春になると、黄緑色の小花を総状花序につける。
猛毒の存在する場所は、果実。イチロベゴロシとも言う。
毒芹(どくぜり)セリ科の多年草。
水辺に自生していて、高さ約80cm。
全草、特に根茎に猛毒がある。また、根茎は竹の根に似ていて、延命竹・万年竹などの名で盆栽にする。
おそらく売っている。
毒人参(どくにんじん)セリ科の越年草。
高さは約2メートルで、茎に紅紫色の斑点があり、葉は羽状に細かく裂けている。
夏(7月〜9月)に、白色の小花を多数咲かせる。
見た目はニンジンやセリに似ているが、有毒。
全株(地面に出ている根元の部分)、種子、茎が猛毒の「コニイン」を含んでいる。
古代ギリシャでは、これを罪人の死刑に用いた。
致死量は0.15mg。
服用すると、意識を残したまま、ジワリジワリと体が硬直していく。
痙攣、呼吸困難から意識障害に陥り、死亡する。
ヨーロッパやアフリカ原産で、薬草として栽培されている。
古代ギリシャの哲学者、ソクラテスも、これで毒殺(死刑)された。
ちなみに、花言葉は「死も惜しまず」。
ノウゼン蔓(のうぜんかずら)
(すみません。漢字が出ません)
つる性落葉性高木。
花をしぼって汁を目に入れると被れるので注意。
ばいけいそう
(すみません。漢字が出ません)
ユリ科の大形多年草。
山地に群生する。高さは1m以上、夏に茎頂に円錐花序を立て多数の白色花をつける。
猛毒の存在場所は根茎。
博打の木(ばくちのき)バラ科の常緑高木。
樹皮は鱗片(りんぺん)状にはげ落ち、あとが赤黄色となる。
秋、白色の小五弁花をつける。毒の存在位置、不明。
福寿草(フクジュソウ)キンポウゲ科の多年草。
強心配糖体のシマリンやアドニトキシンを含む苦味のある毒草。
ただし、同時に強心・利尿薬ともなる。
紅天狗茸(べにてんぐだけ)ムスカリン、アルカイドブフォテニン、ムスカゾン、その他幻覚性物質を含む毒キノコ。
ホテイシメジ
(すみません。漢字が出ません)
キシメジ科。キノコ。
コプリンを含む。
食べてから、2、3日中にアルコールを飲むと、中毒症状が起こる。
(アルデヒドデヒドロゲナーゼを阻害するために、気分が悪くなる。コーヒーを飲んでもいけない)
他に、ヒトヨタケ、キシメジ、スギタケも同様である。
味は、なかなかいける(ただし、酒は厳禁)。
草(まむしぐさ)サトイモ科の多年草。
茎がマムシの肌に似ている事からこの名がついた。
春に開花し、肉穂花序は黄白色で、淡緑色または淡紫色の仏炎笘に包まれる。
山地の日陰に多く生息している。
根茎を去(きよたん)・鎮癩(ちんけい)薬とする。
と同時に毒草でもある。
縷紅草(るこうそう)種子に樹脂配糖体を含む毒草。
誤って飲食すると、腹痛と共に激しい下痢が起こる。
蓮華舩與(れんげつつじ)ツツジ科の落葉低木。
5月頃、枝先に朱黄色または黄色の花を少数個つける。
葉にはアンドロメドトキシン、花にはロドジャポニシンを含んでいる。
どちらもケイレン毒で、呼吸停止を起こす。
ちなみに、以前は除虫剤として使用されていた。
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