〜〜〜〜カービィ探偵団!お遊び教室殺人事件!問題編!(前編)〜〜〜〜

 主な登場人物( )内は役
カービィ・・・・・(探偵)
クー・・・・・・・(探偵)
アドレーヌ・・・・(探偵)
ケケ・・・・・・・(生徒)
バウンシー・・・・(生徒)
ラララ・・・・・・(教師)
ノディー・・・・・(教師)
ハボキ・・・・・・(校長)
 注:カービィ探偵団第4弾なので,これからは言わないが,この小説はカービ ィシリーズが混ざってます。
 では,カービィ探偵団の始まり始まり〜。


  ここは,前回でもでてきたカービィ探偵団事務所。
 今日もカービィたちはここに集まっている様子。(おきまりの始めの言葉)
カービィ「へ〜。アドちゃんそこにいくの?」
アドレーヌ「ううん。体験入学だけ」
クー「探偵業は捨てきれないのか?」
アドレーヌ「そうなの〜」
 さて,今日は何の話をしているのか?
カービィ「しかし,変わった名前だね『お遊び教室』なんて」
 そう,カービィ達は今回の題名にもでてるお遊び教室の話をしているのです。
クー「で?おれたちにお願いってのは,その体験入学に付き添ってくれないか・ ・・ってことか?」
アドレーヌ「そうそう!そうなの!1人じゃさびしいし・・・」
クー「まあ,仲間の頼みとなっちゃ,聞かない訳にはいかないか・・・」
カービィ「それに,楽しそうだしね。別にボクはかまわないよ!」
アドレーヌ「ホント!?ありがとう!」
 しかし,このさき,そこで殺人事件がおきようとは,思ってもなかったでしょ うね・・・・・。
 

 さてさて,お遊び教室にやって来たカービィ一行。早速中へ入っていく。
アドレーヌ「こんにちは〜!体験入学を希望した,アドレーヌとクーとカービィ です!」
カービィ「こんにちは〜!」
ラララ「こんにちは〜!ここの教師をやっているラララです。今日はようこそい らっしゃいました。さ,では教室へ案内しましょう」
カービィ「は〜い!」
クー「ずいぶんサービスがいいですね」
ラララ「はい,他の学校ではまねできないことが,ここではいっぱいあります! 」
アドレーヌ「ふ〜ん」
カービィ「お遊び教室ってあるけど,どんなことやるの?」
ラララ「具体的にはのちほど教えますが,室内で簡単に出来る遊びや,押し花な どのちょっとした風流(?)な物などのいろいろなことを学びます」
クー(学ぶ・・・)
ラララ「さあ,ここが教室です」
アドレーヌ「へ〜」
ラララ「といっても,ここは占いの教室。他にもいろいろな教室があります。ま ,とりあえずまずは入って下さい」
カービィ「は〜い!」
アドレーヌ「失礼しま〜す」
ラララ「ここは教室ですから,こんにちはでいいんですよ」
アドレーヌ「あ,はい」
クー「こんにちは」
ノディー「あ,体験入学希望のアドレーヌさん,カービィさん,クーさんですね 。おまちしてました。わたしは占いの教師,ノディーです」
バウンシー「わたしはその生徒のバウンシーです」
ケケ「え!?カービィ,アドレーヌ,クーですって!?」
カービィ「え?え?」
アドレーヌ「あ!ケケさん!」
ケケ「こんにちは!お久しぶり!」
クー「久しぶり」
カービィ「あ,デデデ城にいた・・・」
ケケ「はい!」
ラララ「あら,皆さんお知り合い?」
アドレーヌ「はい!バウンシーさんも知ってます!」
バウンシー「え?なぜ?」
クー「ああ,そうか・・・言われてみれば」
カービィ「なんでなんで?」
アドレーヌ「ほら!ホエール号で!」
カービィ「ああ!」
バウンシー「ホエール号!?ホエール号ってたしか,夫が昔船員だった船で,息 子が殺人をおかした・・・」
アドレーヌ「そう!実はわたしたち」
カービィ「その事件を解決した探偵団なんだ♪」
一同「ええ!?」
ラララ「へ〜。探偵さんでしたか」
カービィ「はい」
ラララ「ふ〜ん」
 ちょっとして,ハボキがいった。
ハボキ「はい,では,3人にこの学校の具体的な説明をします。あ,わたしはコ コの校長をしているハボキです」
クー「こんにちは」
アドレーヌ「こんにちは!」
カービィ「で,具体的な説明は・・・」
ハボキ「はい,ここは,ちょっとした学校のつもりですが,主に遊びを習います 。そして,習いたい教科をしている教室へ行って下さい。どこでも構いません。そし て,そこでめいっぱい習ってきて下さい。習えるものは日によって違いますが,今日 は『占い』と,『トランプ』と,『押し花』です。占いはノディー先生,トランプは ラララ先生に習って下さい」
アドレーヌ「わかりました」
カービィ「押し花は?」
ハボキ「わたしです」
カービィ「は〜い」
ハボキ「では,授業開始!」
カービィ「わ〜い!」
アドレーヌ「お遊び教室か〜・・・誰が考えたんだろうね?」
クー「校長をやってるハボキ先生じゃないか?」
カービィ「ボクもそう思う」
ハボキ「はいそうですわたしとラララ先生で数年前に考えつき,去年ついに完成 したんです」
アドレーヌ「ふ〜ん・・・。それより,どこからまわる?」
カービィ「なんかお祭りみた〜い!どこからまわるなんて」
クー(そうか?)
アドレーヌ「それとも,みんなバラバラでいく?」
カービィ「のんのん!探偵団なんだから,みんな一緒に」
クー(なぜ?)
アドレーヌ「じゃあ,そうしましょ!・・・・まずは,占いから!」
カービィ「うん!」
クー「・・・・・・・・・」
 遊びまくるカービィ一行。こんなことで良いのか?と思っているクーも,意外 と楽しそうに遊んでる。占いがあたってきゃあきゃあ,W凶Wとでてぎゃあぎゃあ, とっても楽しそう。
アドレーヌ「でも,凶って・・・」
 しかも,このW凶Wが,なんと当たっていた・・・・・・。

   11時30分
 お昼近くなり,休み時間に入った。
アドレーヌ「なんかこの学校場合,休み時間も授業中も似たようなものね」
クー「ああ」
カービィ「はは!言われてみれば!」
 しかし,カービィ達のやっている探偵業は,休みなど無かった・・・・・。
 きゃあああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!
 と,学校中に悲鳴が響いた。ハボキの声だった。みんな,急いで悲鳴の聞こえ た方に駆けつけた。
クー「どうしました!?」
バウンシー「先生!何があったんですか!?」
ハボキ「あ・・・・あ・・・・ああ・・・・部屋・・・」
クー「部屋?」
オールキャスト「・・・・・!?」
 部屋の中にいたのは,トランプと血に埋もれたラララ先生の死体だった。
探偵団「な・・・・・・」
クー「・・・・・すぐ警察を呼んで下さい!今すぐに!」
ハボキ「あ・・・はい!」
アドレーヌ「ラララ・・・先生・・・」
 すぐに警察が呼ばれた。ん?でも,確か警察には・・・。
カービィ(ん?なぜか寒気が・・・。風邪かな?)
 そのあとすぐに警察がやってきた。もちろん殺人課。そして,バグジーも。
バグジー「御用だ!・・・って,なんできさまらがいるんだ〜〜〜!!」
カービィ「ボク達のこと?」
バグジー「そうだ!」
アドレーヌ「いちゃだめ?」
バグジー「だめってわけでは・・・」
アドレーヌ「じゃあ,いいじゃん」
バグジー「まあ,なあ・・・」
スパーキー「警部・・・」
バグジー「ええい!ともかく事情聴取だ!」
 事情聴取開始!
バグジー「え〜・・・あなたが第一発見者と聞いていますが・・・・」
ハボキ「ハイ,そうです」
バグジー「そのときの状況を教えて下さい」
ハボキ「えっと・・・11時40分から職員会議があるので集まっていたんですが, ラララ先生だけ来なかったので呼びに行ったら,中で死んでいたんです・・・」
バグジー「ふ〜む・・・わかりました・・・」
 この小説では休み時間に入った直後に悲鳴が聞こえますが,その間を10分間あ ると無理やり意識して下さい。すみません・・・。(汗)
スパーキー「しかし,なんで犯人はこんなトランプを?」
アドレーヌ「見立て殺人・・・」
 アドレーヌが言った。バグジー,また言うか!と怒りの一発。
バグジー「だから!お前らはスッコンどれ!」
アドレーヌ「いいの?スッコンでて・・・」
バグジー「ああ!帰れ帰れ!」
アドレーヌ「帰っていいの?私達だって容疑者よ?」
バグジー「ぐ・・・・・」
 さすがのバグジーも,これには言い負かされた。
バグジー「わかったわかった!だが,邪魔はするな!」
カービィ「じゃましてないよ協力してるんだよ」
バグジー「やかましいいいぃぃぃ〜〜!!
 ついに,バグジー怒った!
バグジー「いいから,何もするな!じっとしてろ!」
カービィ「ちぇっ」
バグジー「・・・・・」
ユーフォー「事情聴取しないんですか?」
バグジー「する!」
ユーフォー「はあ」

バグジー「で?中で死んでいて,悲鳴をあげ,みんなが駆けつけたと?」
ハボキ「はい」
バグジー「ふむ・・・」
スパーキー「でも,なんでトランプを?」
アドレーヌ「だから,見立て殺人だって!」
バグジー「き〜さ〜ま〜ら〜〜!!
アドレーヌ「いいの?有力情報かもよ」
バグジー「ぐぐ・・・・・・」
 バグジーもやはり刑事,こうゆうのは弱いらしい。
バグジー「で?なんで見立て殺人だと?」
アドレーヌ「ラララ先生,トランプの教師なの」
カービィ「そして,死体がトランプまみれ。こう来たら」
クー「見立て殺人と言うおれらの推理も外れちゃいないだろ?」
バグジー「まあな・・・」
カービィ「だけど問題は,どうして犯人はこんな見立て殺人なんかしたのかって ことだよね」
アドレーヌ「そうよね・・・こんなことしたら時間かかってしょうがないものね 〜」
クー「・・・・・・・・・」
ユーフォー「バグジー警部!死亡推定時刻が出ました」
バグジー「おお,どれどれ?」
バグジー(死亡推定時刻は今日の昼過ぎ,死体発見の数分前。死亡原因は,手首 の動脈を切ったことによる出血多量・・・)
カービィ「ふ〜ん・・・」
バグジー「な!カービィ!いつの間に見てんだ!?」
アドレーヌ「バグジー警部,反応遅いよ♪」
バグジー「え?」
 カービィ達は(クーも含める)とっくにバグジーのまわりにいた。
バグジー「きさまら・・・・」
カービィ「だって,ぼくたちの推理を期待してるんでしょ?」
バグジー「しとらん!」
カービィ「あっそ」
アドレーヌ「でもこれって,トランプの切れ端で手首を切った見たいよ?トラン プの切れはしも近くに落ちてるし」
クー「でも,トランプで切ったらこんなに奇麗には切れないはず・・・きっと, ナイフで切ったのち,トランプを置いたんだ」
バグジー「いいかげんにしろ〜〜〜〜〜〜!!!!
 バグジー警部,ついに怒る。
バグジー「はあ,はあ,はあ,はあ」
探偵団「・・・・・」
ユーフォー「あの〜・・・バグジー警部・・・アリバイ取れました〜」
バグジー「ん?ああえ〜っと」
 カービィ達(クーを除く)も見ようとするが,さっとよけられた。
カービィ「ひど・・・」
バグジー「お前らに見せる義理はない!」
カービィ「ひど・・・」
クー「えっとなになに・・・」
バグジー「あ!こら!」
クー「かくしったって無駄だ。もう覚えたからな」
バグジー「なに〜!?」
クー「ハボキ先生が職員室にいくまでは,ケケさんとずっと一緒だった。押し花 の教室と職員室は近いから,1分とかからずに行ける。職員室からは,ラララ先生の とこに行くまで,一歩も出てない。よって,ハボキ先生のアリバイは成立」
バグジー「おい・・・・・」
クー「もっと言ってやろうか?ハボキ先生と休み時間まで一緒だったケケさんは ,休み時間に入ってから,ずっと一人で押し花をしていた。よって,アリバイは無し 。バウンシーさんも同じ,休み時間にはいるちょっと前までラララ先生と一緒にいた が,休み時間に入る前に別れた。バウンシーにそれ以降のアリバイは無い。ちなみに ,この時がラララ先生を最後に見た瞬間。もっとも,話しはしないが今も見れるけど ・・・。そして最後,ノディー先生だが,おれたちと休み時間に入るまでずっと一緒 だったが,そのあと直接職員室に行かず,占い器具の掃除をしていた。つまり,この 中で犯行推定時刻にアリバイが無いのはノディー先生とバウンシーさんとケケさんと なる!そうだろ?」
バグジー「きさま・・・ただ者では無いな」
クー「ちなにみこれだけの犯行を犯すには,10分はかかる!速くて5分だ!」
アドレーヌ「でも,すっご〜い!あんな短時間でこんなに覚えたの!?」
クー「ふっ」
カービィ「かっこつけてる」
クー「ふっ」
バグジー「きさまら,わかったらとっとと行け!」
カービィ「はいはい!」
バグジー「たっく・・・・・」
クー「・・・・・・・・・」

 カービィ達は,今日は使われない部屋を探しながら話しをしている。もちろん, 事件の話しだ。
アドレーヌ「これが,さっきのクーの証言を参考にしたアリバイ表」
カービィ「ノディー先生とケケさんとバウンシーさんは,アリバイの無い時間が 同じだね」
クー「そのようだな」
アドレーヌ「でも,これだけじゃあ犯人はわからないわね・・・。もっと,情報 がなくちゃ!」
クー「・・・・・」
カービィ「でもさあ,どうやって集めるの?」
「こうなったらバグジー警部の言うことを聞かないだけね・・・。そうだ!あの 手があった!」
クー「心なしか,いやな予感がするんだが・・・きのうせいか?」
アドレーヌ「わたしにとってはきのうせい!」
クー(きのうせいじゃ,ねえな・・・きっと)

 ここはバグジー達がいる現場の部屋の前のあたり。カービィ達,戻ってきた様 子。はたして,アドレーヌは何をする気なのか?
バグジー「む・・・なんだ,また来たのか?現場は見せんぞ!」
アドレーヌ「あのさあ,私達と推理合戦しない?」
クー(やっぱりな・・・)
 クー,とてつもなく嫌がっている様子。
バグジー「推理合戦?」
アドレーヌ「そう!」
バグジー「おまえらなぁ・・・。いいか!?これは遊びじゃ ないんだぞ!お前らみたいなしろうと探偵は,すっこんでろと何度も言っただろ!! いい加減にしろ!
 バグジー警部,ついにいかり狂った。(さっきから何度怒ってるんだ,この人 は)
バグジー「はぁ,はぁ,はぁ,はぁ・・・・・」
アドレーヌ「・・・じゃあ,こうしましょ!」
バグジー「ん?」
アドレーヌ「もし,わたし達があなたがた警察に負けたら,二度と事件に首を突 っ込まない。だけど,もしあなたがた警察がわたし達に負けたら,次回からずっとわ たし達は事件に首を突っ込まさせてもらう。これでどう?」
バグジー「・・・つまり,どちらにとってもこれは負けたら致命的だな・・・・ ・。おし!のった!」
ユーフォー「ええ!?」
スパーキー「ほんとにのるんですか!?」
バグジー「ああ」
アドレーヌ「じゃ,決まりね!」
バグジー「ああ!」
 みんな,ぼう然としている。ただ,アドレーヌとバグジーを除いて・・・。
カービィ「ねえアドちゃん・・・本当にいいの?」
アドレーヌ「ええ!」
ユーフォー「ほんとにいいんですか?バグジー警部・・・」
バグジー「ああ!」
ス&ク「うそだろ・・・おい・・・・・」
 探偵と警察の間に火花がちった!
アドレーヌ「さてと・・・・・じゃ,現場見せてくれる?」
バグジー「ああ,かまわん」
アドレーヌ「V!」
クー「・・・・・・・・・」

  現場検証開始!
 さあ,バグジー警部と口論の末に,やっと現場検証ができた!さあ,これからが 本番だ!
バグジー「ほら,現場だ!犯行時と全く同じだ」
アドレーヌ「ふんふん・・・・・」
カービィ「得に怪しい点はないかな?」
アドレーヌ「だけど,犯人はどうしてこんな手間かけたのかしら?こんなのやる には5分以上かかっちゃうし・・・」
カービィ「とてつもない異常者に見せるためだったんじゃないの?」
クー「まともな推理だ・・・カービィにしては珍しいな」
カービィ「ひど・・・」
アドレーヌ(それでも変だわ・・・。そんな異常者なんて見せつけたって,警察 はこの中の人だけをマークするだろうし,第一,異常者なんて見せつけたってそんな に意味は無いような気がする)
クー「・・・・・・・・・」
カービィ「?????」
バグジー(やった・・・あいつらの悩みぶりをみるとこの勝負,われわれ警察の 勝ちだな・・・・。これで,あいやつらは・・・)
カービィ「でも,ほんとに何で犯人はこんなことを?」
クー「さあな・・・それをおれ達が解決するんだろうが」
カービィ「しかも,体中ナイフでずだずだに・・・・悪魔だ・・・・・」
アドレーヌ「じゃあ,今度の犯人名は『ゲーマーデウン』 ってとこね」
カービィ「ゲーマーデウンってどういう意味?」
アドレーヌ「ほら,ゲーム好きの人のことを『ゲーマー』って言うことあるでし ょ?だから!そして,悪魔は英語でデヴル。それをちょっと変えて」
カービィ「ゲーム好き?」
アドレーヌ「だってここ,お遊び教室よ」
カービィ「ああ,そうか」
クー「そんな名前なんか付けずに,とっとと推理しろ!」
アドレーヌ「わかってるって!」
クー「おれ達の首がかかってるんだからな!」
カービィ「わかってるって!」
 さすがのクーも,探偵業をやめさせられるのは嫌なようだ。
クー「ゲーマーデウン・・・か・・・」
アドレーヌ「ほら!クーだってのってる!」
クー「のってない!」
ノディー「ゲーマーデウンって,何ですか?」
アドレーヌ「えっとですね」
クー「おまえら,おれらの首がかかってること覚えてるのか?」
ア&カ「おぼえてま〜す!」
クー(本当か〜?)

 休み時間が終わり,普通なら授業が始まるが,今日は中止らしい。まあ,無理 もありませんけどね。こんな事件があっちゃ・・・。
バウンシー「はぁ・・・授業が無くなっちゃって,さらに容疑者か・・・。なん か最近わたしのまわりでは事件がいっぱい・・・」
 バウンシーがこう考えてるのも無理はない。なにせ,夫のカパーや,子供のビ バコがあんなことになっちゃねぇ・・・。くわしくは,ホエール号殺人事件を読んで 下さい(でも,カパーが自殺したのって,何年前だ)。
 さて,こちらは警察グループ。この勝負で負けちゃあ,警察の面目丸つぶれ。 ってなわけで一生懸命。短気なバグジーが,いっそう短気になってそう・・・。
バグジー「しかしほんとに,これだけの情報じゃあ犯人を突き止めるなんてでき るはずないじゃないか!なんかないか!なんか!」
ユーフォー「しかしですね・・・今回の犯人は用心深いですよ・・・。きっと, さっきバグジー警部とアドレーヌさんが口論してる間にすきをついて,証拠をもって いっちゃったんじゃ・・・」
バグジー「くっそ〜!・・・ユーフォー・・・あいつらに『さん』づけする必要 はない!あいつらはわれわれの敵だからな!」
ユーフォー(一応協力してると思うんだけどな〜)
スパーキー「そういえばさっき,カービィ達が犯人のことを『ゲーマーデウン』って 言ってましたけど,どうゆう意味なんでしょう?」
バグジー「知るか!」
 一方こちらは探偵グループこちらはずいぶんの行動派。いろんな人に聞き込み 中。さて,どんな情報が集まったのかな?
アドレーヌ「えっと,今の聞き込み調査でわかったことは,ラララ先生は休み時 間に入ってから一度も職員室にもどってないと言うことがわかったわね」
カービィ「じゃあ,ラララ先生は直接殺人現場にいったってこと?」
アドレーヌ「そのようね」
クー「・・・・・」
アドレーヌ「ここで1つ気になるのが,なんでラララ先生は直接殺人現場にいっ たかってこと」
カービィ「犯人,ゲーマーデウンに呼ばれたとか?」
クー「それか,たまたま用があったか・・・。まあ,カービィの方が有力説だな 」
カービィ「えへへ」
クー「・・・・・」
アドレーヌ「職員室からトランプ教室までが一番遠いのよね〜・・・」
クー「ああ」
アドレーヌ「そうなると,ラララ先生は授業の前に呼ばれたのか授業の後に呼ば れたのかわかんないわね」
カービィ「そこらへんをちょっと聞いてみよう」
アドレーヌ「うん!」
クー(なぜ?)

   職員室
アドレーヌ「失礼しま〜す」
ハボキ「はい,何でしょう?」
アドレーヌ「あの,ラララ先生,授業前に誰かに呼ばれてたりとかしませんでし たか?」
ハボキ「いえ・・・」
アドレーヌ「そうですか・・・」
クー「わかりました,ありがとうございます」
ハボキ「はい」
カービィ「あれ?ノディー先生は?」
ハボキ「ノディー先生は放送室ですよ。授業はないけど一応チャイムをならすん ですって」
カービィ「ふ〜ん」
 から〜んから〜んから〜ん・・・・・。
 どうやら,ここのチャイムはていばんのチャイム(きんこんかんこん)ではな いようだ。
ハボキ「さてと,わたしは用事があるので・・・」
アドレーヌ「用事?」
ハボキ「はい,ちょっと・・・」
クー「・・・・・・・・・?」

 こちらは警察グループ。
バグジー「ん?鐘の音?」
ユーフォー「ここのチャイムじゃないですか?」
バグジー「そうだな」
スパーキー「しかし,情報が少ないですね〜・・・これだけじゃあ,さすがのわ れわれも降参ですかね?」
バグジー「ばかもん!やつらに負けたら警察の面目丸つぶれだ!」
スパーキー「そういえば,あっちもこっちもどっちとも犯人がわかんなかったら どうするんでしょう?」
バグジー「そういえばそうだな」
ユーフォー「あ,やっとチャイムがおわった。」
バグジー「そんなことはどうでもいいだろ!」
ユーフォー「はい・・・」

 こちらは探偵グループ。
アドレーヌ「ついに調査は行き詰まったわね」
クー「ああ・・・」
カービィ「もう,聞く人みんな聞いちゃったもんね・・・」
アドレーヌ「これだけじゃあ,とてもじゃないけどゲーマーデウンにも警察にも 勝てないわね」
カービィ「うん」
クー「・・・・・・・・・なぁ」
ア&カ「なに?」
クー「ハボキ先生はなにをしにいったのかな?」
アドレーヌ「さぁ?・・・もしかして,殺人!?」
カービィ「そんな馬鹿な!だって,アリバイがあったじゃん!」
アドレーヌ「でも,トリックだったら?・・・・」
カービィ「じゃあ・・・探す?」
クー「・・・・・」
 なんだか,とんでもない方向に進んでる。証拠もないのに。

 ここは,押し花教室。カービィ達がやってきた。
カービィ「ハボキ先生はどこかな?」
クー(おれ,どうしてこんなこといっちゃったのかな?)
アドレーヌ「この教室かしら?」
 その教室には,ハボキ先生がいた。が,しかし・・・・・。
アドレーヌ「!?」
カービィ「!!殺人!?た・・・大変だ〜!」
クー(第二の犠牲者・・・)
 そこにいたのは,押し花用の真っ白なパンジーの山の中に埋もれた,変わり果 てたハボキ先生だった。そして,ハボキ先生の背中にはゲーマーデウンとしっかり書 いてあった。
アドレーヌ「・・・・・みんなを呼ぼう!」
クー「あたりまえだ!バカ!」
カービィ「大変だ〜〜!!」
 カービィがみんなを呼びに行った。その間にクーとアドレーヌは現場付近に誰 かいないかどうかを探したが,誰もいなかった。
アドレーヌ「誰もいない・・・じゃあ,ゲーマーデウンはとっくに逃げたってこ と?」
クー「あたりまえだ」
アドレーヌ「そうよね・・・。だけど,ゆるさないわ!ゲーマーデウン!押し花 とトランプは,まだ習ってないのに!」
クー『変なことで闘志を燃やすなよ・・・先生達がかわいそうだろ・・・』
アドレーヌ「絶対にゆるさない!まってなさい!ゲーマーデウン!絶対に捕まえ てみせるから!『博士号のほこりにかけて!』

 〜〜〜〜カービィ探偵団!お遊び教室殺人事件!問題編!(後編)に続く〜〜〜〜

   ・・・・あとがき・・・・
 どうも!黄黒です!今回は前編と後編にわけさせてもらいました。それと,ホ エール号からの願い,『シリアスに書く』が,やっとできました!\(^()^)/
 え?アドレーヌのきめゼリフが変わってるって?それは次回にアドレーヌが小 説の中で説明する予定なので。
 え?なに,前編だけで犯人が解るかどうか?さあ?どうでしょう♪ま,次回に なれば犯人も推理できるし,それまで待ってなさい。
 てな訳で,今回で犯人がわかっちゃ,読むのもつまんないらろうし,今回のと こはヒントも暗号も書かないでおきます。次回を待て♪大丈夫!すぐ載ると思うから !
 今回はこのへんで終わりにしときます。ではまた!

 おまけの顔文字コーナー(謎)(>()<っ)っっ なみだっ!

      作:黄黒真直

問題編(後編)を読む

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